黄金の掟

松方弘樹/宮園純子、今井俊二、加藤嘉、神田隆、河野秋武、植村謙二郎、杉義一、八名信夫、曽根晴美

説明

オウゴンノオキテ/脚本:松浦健郎・上野研一。監督:蔵原杉雄。17才でデビューした松方弘樹の第二東映アクション。みどり(宮園純子)の恋人圭一(今井俊二)は、キャバレー銀の城の社長原口(加藤嘉)に魅入られて、悪の道に踏み込み行方不明になる。恋人が抹殺されたことを確信するみどりはその証拠を掴むべく銀の城のダンサーとなった。社長の原口とマネージャーの望月(神田隆)はみどりをめぐってことごとに対立した。言い寄る望月のために危機に立ったみどりは、新次(松方弘樹)という青年に救われた。原口は新次の腕っ節を見込んで雇い、望月抹殺を謀るが原口の計略を潔しとしない新次に助けられた。みどりの写真から、みどりの恋人が兄圭一であったのを知って新次は驚いた。一年前新次は竜馬会の員算であった。ミドル級のタイトルマッチで、挑戦者陣野を脅迫して敗けることを約束させていた竜馬会を裏切り、陣野を激励して勝たせてしまったのだ。新次は兄の仇が原口であるのを知り、外国人童との麻薬取引の場で、原口を取り押えようとした。その瞬間に望月が現われるがみどりの機転で望月も原口と一緒に新次の拳銃の前に立たされた。その時竜馬会が飛び込んで来た。原口と望月は手を握り会いみどりを拐うと車で逃げ必死に追跡した新次は2人を追いつめた。みどりを救出するが原口の一弾を肩にうけて失心。逃走を急ぐ原口と望月は断崖から自動車もろとも消えていった。1960年11月6日~12日豊橋国際劇場、併映「続べらんめえ芸者」、新東宝「社長野郎ども」。【サイズ:B2】【年代:1960年】