黄金の犬

鶴田浩二/島田陽子、三田佳子、夏木勲、ハナ肇、菅原文太、池玲子、宮下順子、ひし美ゆり子、田中小実昌、岡田英次、待田京介、森田健作、地井武男、小沢栄太郎、藤巻潤、平田昭彦、三上真一郎、加山麗子

説明

オウゴンノイヌ/原作:西村寿行。脚本:白坂依志夫・加藤盟。監督:山根成之。週刊誌「アサヒ芸能」に連載された小説の映画化。武器輸出にからむ汚職事件を背景に、主人を失った猟犬と知り合った通産省職員(夏木勲)が汚職秘密文書のマイクロチップを犬に持たせて、殺人事件と汚職事件を追及する安高刑事(鶴田浩二)を中心に犬が帰巣本能で東京を目指して向かう様子を描きながら描くスケールの大きなドラマ。主人を殺された犬が帰巣本能で東京に戻る途中、永山雄吉(夏木勲)に助けられる。永山は通産省武器課長の職で汚職事件に巻きこまれ、事件の秘密を知ってしまった業界紙記者・大橋ともども殺し屋に狙われる身となった。その後大橋は釧路近くで殺され、永山とゴロが旅をしていると、街のニュースで妻順子(池玲子)が東京で殺し屋に凌辱され殺されたことを知る。永山は復讐の念に燃え、東京に向かう。大橋殺害事件を追求する安高警視と倉田刑事は現場に残されたマッチから、事件に永山が絡んでいることをつきとめた。襟裳岬近くで暴漢に襲われようとしていた若い女性を助けた永山とゴロは、その事が報道されたことによって居場所が分ってしまい、青森で待ち伏せしていた殺し屋に襲われる。主題歌:長瀬晴美「天使の墓標」。1980年には夏木陽主演でTVドラマ化。大作感と豪華キャストでの公開だったが興行はイマイチ。1979年6月2日~29日豊橋松竹、併映15日~29日「必殺仕掛人春雷仕掛針」。【サイズ:B2】【年代:1979年】