説明
マチノヒ/脚本」森崎東、梶浦政男 音楽:佐藤勝 監督:森崎東 主題歌:堺正章「街の灯」。 堺正章第1回主演作品。チンピラがひょんなことから老人と美少女と連れだって、東京をふりだしに九州まで徒歩旅行を続けることになり、奇想天外な事件に次々と巻き込まれてしまう歌謡ロードムービー。森繁久彌・フランキー堺・三木のり平など多彩なキャストが共演している。坂の下の千代松、通称・チョロ松。職業はアプローチ屋、セックス仲介のインチキ稼業をしている若者。チョロ松は、兄ちゃんと呼ぶ梅吉(財津一郎)とコンビを組んでいる。二人は、竹子(吉田日出子)が経営する赤ちょうちんの二階に住んでいるが、血縁なき者同志が一家を構成していた。梅吉のお得意さんである好色老人の栗田(森繁久彌)は、医者からあと三回と宣告された精力の数少ない一滴を、タレントの欅ヒロ(栗田ひろみ)に、と二人にアプローチを依頼。だが話は進展せず、頭がおかしいがヒロミにうりふたつの美少女を発見、彼女を替え玉にしようと考えつく。この少女には頑固で妙に古めかしい老人(笠智衆)がおり、二人は老人の故郷・九州まで徒歩旅行に出発してしまう。途中で少女を連れ戻そうとチョロ松は二人の後を追う。ところが次々と珍妙な事件に巻き込まれてしまう。大船駅構内で赤ん坊を拾ったり、ヒッピーの三人組が加わったり、おかしな夫婦の喧嘩に巻き込まれたり、女子プロレス一行と一緒になったり。それらすべての事件の収集者として不当な裁きを受けるのはチョロ松。にもかかわらず、じわじわと奇妙な連帯感が生まれてくる。老人は、実はブラジル移民で“緑あふれる”ふるさとと、初恋の人・お米婆さん(鈴木光枝)に一目会うための、47年ぶりの帰国だった。ふるさとは既に“緑あふれる”地ではなく、お米は恋敵の粟三郎(三木のり平)と所帯を持っていた。すべての夢を見終った老人は、また一人ブラジルへ帰ろうとするが、彼になついてしまった少女も一緒に行きたいと泣きだす。チョロ松が少女にぞっこん惚れていることを知った老人は、二人を結婚させてブラジルへ連れて行こうと決心して、大胆にも銀行強盗を遂行。駈け落ち風のチョロ松と少女が羽田を発とうとすると、梅吉とタレント失喪事件を追っていた警察が少女を発見。少女はその騒動のショックで頭が正常に戻ると、なんと本物の欅ヒロミだった。彼女はマネージャーに連れ去られた直後、交通事故で死んでしまった。老人はブラジルへと強制送還。変な夢を見ていたようなチョロ松の数日間。1974年4月27日~5月10日豊橋松竹、併映「むつゴローの結婚記」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1974年】




