説明
ハナマチノハハ/脚本:村尾昭、中島信昭 音楽:津島利章 監督:西河克己 主題歌:金田たつえ「花街の母」 松尾嘉代主演。金田たつえが歌う同名の涙のヒット曲の映画化。実の娘を妹と偽らなければ育てられない、特殊なしきたりの花街を舞台に、娘の花嫁姿を夢見て健気に生きていく母親の姿を描く歌謡ドラマ。姉の清島とよ子(松尾嘉代)は芸者で、妹の名は明子(小手川祐子)。青森、浅虫温泉にいたある夜、とよ子に明子が急病になったという知らせ。夜の町を医者を探して走り回り稲村医院を見つけた。必死に看病するとよ子の様子が、稲村医師には母親の姿に映る。幼い子は芸者の仕事の足手まといと置屋藍本の女将に説得され、とよ子は明子を養女に出した。仕事に身の入らないとよ子に明子がいなくなったとの知らせ。とよ子は探しに探す。そこへ、夜道をとよ子の名を呼びながらトボトボ歩く明子の姿。とよ子は明子を抱きしめると、決して離すまいと誓う。二人は藍本の女将や養家の顔をつぶしたと浅虫温泉にいられなくなった。数年後、山峡の温泉。明子は小学生。学会できた稲村医師と出会い、三人はドライブに出た。他人から見れば仲の良い親子三人に見える。殺人犯で十年の刑を終えて出所した明子の実父、工藤の出現でそんな喜びも消しとんでしまう。とよ子は工藤に騙され、女斡旋業者に売りつけられてしまう。とよ子は借金を返すために花街を転々とする。そして東山温泉、明子は高校三年生。その名の通り明るく美しい娘に成長。アパートを借り、念願だった二人だけの暮しも手に入れる。ある日、とよ子は、明子がバレー部のコーチ、石岡とキスをしているところを見てしまう。石岡をなじるとよ子に明子は激しく抗議する。明子も、とよ子が身篭ったときと同じ年になっていたのだ。そんなとき、工藤が事故死したニュースが新聞に出て、明子はとよ子に「姉ではなくて母親じゃないの」と激しくつめよる。明子の胸にひろがる疑惑と不信。アパートを飛び出した明子を追うとよ子が倒れた。とよ子の体を癌が蝕ばんでいた。「母さん、死なないで!」と初めて母の名を呼ぶ明子。とよ子は、病床から石岡に明子との結婚を頼む。涙をおさえながら頷く石岡。結婚式の日。花街に生き続けて十幾年、あと何日もない命を母としての執念をこめてとよ子は踊る。「花街の母」は金田たつえの唄で1973年リリースされて最終的に200万枚以上のミリオンセラーとなり徐々にヒットした。1980年1月26日公開だが豊橋東宝では1980年~1981年未公開。【サイズ:B2ポスター】【年代:1980年】




