続 警察日記

三国連太郎/伊藤雄之助、三島雅夫、芦川いずみ、河野秋武、安部徹、金子信雄、殿山泰司、北林谷栄、市村俊幸、飯田蝶子

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説明

ゾクケイサツニッキ/原作:伊藤永之介。脚本:井手俊郎。音楽:伊福部昭。監督:久松静児。前作「警察日記」ヒットに続く続編で田舎の警察署と市民との触れ合いを描く人間ドラマ。前作に続いて久松静児が演出。福島磐梯山のふもと、牛方町の警察署。鉄道自殺未遂の百姓娘ヨネを神成係長が調べたところ、明日婚礼する身体と聞き、父親と婚約者の長吉を呼んだが、二人とも何が原因か知らないという。実はヨネは姉婿平太の子を宿していた。調べ室で斎藤巡査が米泥棒の容疑者彌六に犯行を自白させようと、手を焼いていた。町では豊年祭を控えて夕刻五時に、風速五十米の台風が襲来するというのでテンヤワンヤ。朝から町役場で台風対策の泥ナワ式会議が開かれ、総動員体制をブった赤松消防団長はストリッパー上りの巫女から、大火事が起るとおどかされる。警察では無銭飲食で留置中のリーゼントスタイルの花村と飲屋の女千代の面会に立ち会った独身の若山巡査がすっかり当てられて大くさり。犬に噛みつかれた男が駈け込んで来るかと思えば、柿崎次席の夫婦喧嘩を岩熊署長が仲裁したり、八十一歳の駒田先輩が封筒を売りに来たり、町会議員の蛭川がバスの女車掌をつれて現れ、バス会社が抜き打ちに女車掌の身体検査をするとは人権擁護委員として看過できないと怒鳴り込んだり、公金拐携犯人、もぐり産婆、妊婦など署内は大騒ぎだが、台風も進路をかえて神社から賑やかな祭囃子が流れて来る。1955年11月16日~22日豊橋国際劇場、併映「黒帯無双」。【サイズ:B5 時代映画広告】【年代:1955年】