説明
トウキョウギャングタイホンコンギャング/脚本:村尾昭・石井輝男。音楽:八木正生。監督:石井輝男。東映ギャング映画初の香港・マカオロケで描く。1963年当時から邦画の海外ロケが増加、東宝「ハワイの若大将」日活「金門島にかける橋」「メキシコ無宿」など。大岡(安部徹)興業の北原(高倉健)は麻薬取引のために香港に来る。香港ギャング・竜(石山健二郎)は条件をつり上げ交渉は決裂。マカオの毛(丹波哲郎)の配下チャン(内田良平)が健さんに取引を持ちかけ、健さんが応じる。竜の腹心・チャーリー(大木実)がそのことを知り、竜一味が北原を狙撃。チャンとの取引は成功するものの、北原は来日する京劇スター・李淑華(三田佳子)に麻薬を預けて死ぬ。香港にやってきた大岡興業の幹部・藤島(鶴田浩二)は北原が竜に殺されたことを知り、毛に会いにマカオへ。毛が藤島の戦友だった。竜は麻薬を奪うために日本へ。大岡は李淑華からの麻薬の受け取りに成功しますが、裏切者(八名信夫)がいて運送中に竜一味に麻薬を横取りされて流血に発展。香港が舞台の高倉健が殺されるまでの前半と、鶴田と丹波が東京ギャングと香港ギャングを共倒れさせる後半の二段構成になっています。香港の裏町でロケをしており、臨場感あふれる画面。内容的には観光映画にしなかった前半部分が優れており、後半は派手な銃撃戦で共倒れ。1964年1月1日~8日豊橋東映、併映「宮本武蔵一乗寺の決斗」。1964年3月4日~10日銀座東映、併映「新忍びの者」。1964年7月5日~7日南東映、併映「陰を斬る」。1968年4月11日~18日豊橋東映、併映「夜の手配師」。【サイズ:B2 2種類】【年代:1964年】