青春の門 東映

菅原 文太/鶴田浩二、若山富三郎、松坂慶子、佐藤浩市、渡瀬恒彦、杉田かおる

説明

セイシュンノモン/原作五木寛之。脚本野上龍雄。監督蔵原惟義・深作欣二。五木寛之文学の1975年・76年東宝版に続く映画化で東映調の展開で菅原文太と若山富三郎が松坂慶子をめぐり男の対決、佐藤浩市が新人でデビュー。このあと東映で第2作「自立篇」が製作公開された。2021年の第19回とよはしまちなかスロータウン映画祭ゲストのトークで佐藤浩市が撮影時に若山から教えて貰った事が多いと話していた。松坂が初めて本格的なラブシーンを演じたこともあって大きな話題になり、公開173館、36日間で8億2千万円の大ヒット。製作原価7億5,000万円。当初は東映が撮ると任侠映画調になるのではという声もあったが、感動的な青春ドラマに仕上げ、岡田茂社長は「文芸大作の風格はカッチリ出たのではないか。今後東映カラーといっても原作ものを手がけることで、東映はヤクザ映画というイメージを克服、脱皮してゆくことになる。文芸大作も出来るという目安だけはこの『青春の門』の成功でついたと思う」などと話したエピソード。映画デビュー作だった佐藤浩市は、丸の内東映でスクリーンに映った自分の姿を観て感激し「俳優として生きていこうと決意した」という。1981年1月15日〜2月20日豊橋東映。【サイズ:B2&豊橋東映公開時写真】【年代:1981年】