説明
カイジュウダイセンソウ/製作:田中友幸。脚本:関沢新一。音楽:伊福部昭。特撮監督:円谷英二。監督:本多猪四郎。宇宙人X星人が地球の怪獣を操って地球征服を狙うという展開が、シリアスよりもコメデイータッチで怪獣がより擬人化した中で宇宙と怪獣を結びつけた。以降のゴジラシリーズは宇宙人との戦いが主流になる。「三大怪獣地球最大の決戦」でデビューしたキングギドラにゴジラとラドンが絡む。前半はキングギドラに破壊されたX星人が地球からゴジラとラドンを空輸して木星での3大怪獣の戦い、後半は地球でのリターンマッチで呪縛から解かれた二頭がキングギドラに戦いを挑み追放する。伊福部昭によるマーチは勇壮で印象的だが、擬人化したゴジラが当時流行の「シェー」を披露したり中学生だった自分がリアルタイムで観賞して、もうゴジラは観る映画ではなくなった印象を強くした。併映の「エレキの若大将」が狙いだったし成長と共に映画観賞も変わる時節。1965年12月19日~1966年1月2日丸物東宝、併映「エレキの若大将」。1966年3月18日~22日丸物東宝、併映「三大怪獣地球最大の決戦」。1966年6月24日~28日松竹シネマ、併映「マカオの龍」。1971年3月17日~4月4日丸物東宝、東宝チャンピオンまつり併映「みなしごハッチ」「アタックNO1」「田舎っぺ大將」(「怪獣大戦争」が「キングギドラ対ゴジラ」とタイトル改変して短縮版で公開)。【サイズ:東海日日新聞広告】【年代:1965年】