説明
フリョウバンチョウ イノシカオチョウ/原作:梵天太郎。脚本:松本功・山本英明。音楽:八木正生。監督:野田幸男。梅宮辰夫主演の不良番長シリーズ第2弾は1969年正月映画第3弾としてお色気番組2本立てとして公開された。キャッチ「俺たちゃドクロ派愚連隊!ドクロ野郎と粋に暴れる大姉御!単車とハジキとドスがうなる番長シリーズ第二弾!! スケこましから暴力団殲滅作戦までヤバいことの仕放題!好評、梅宮辰夫主演人気シリーズ第二弾!」。「5年間の刑務所暮らしを経て東京へ戻った番長グループに女札師お蝶(宮園純子)が仲間入り。出演者も梅宮辰夫、菅原文太、千葉真一、谷隼人、宮園純子といった豪華メンバーが勢揃い!若者の街・新宿を舞台に番長グループのドデカいケンカが勃発!そして神坂(梅宮辰夫)とお蝶の甘いロマンスも展開するシリーズ最高の痛快娯楽巨篇!」とある。刑務所を出て、古巣に帰ってきた神坂らは、舞踏研究所を開設。踊り子を引き抜いたことから暴力団・関東挺身会と対立。梅宮と千葉に文太の3人ががムショ仲間で大手企業のスキャンダルネタを総会屋水島道太郎、関東挺身会の河津清三郎、沼田曜一、やくざの沢彰顕、曽根晴美などに対して対決する物語。不良番長グループに克美しげる、左とん平、谷隼人、鈴木やすし。敵に捕らわれた克美しげるが総会屋の水島道太郎の息子と判るが水島が助けようとして親子共々曽根晴美達に殺される。爆弾で更に夏純子など二人が死んで、復讐に立上る梅宮・文太・千葉に宮園・谷が合流。オートバイで棺桶と共に関東挺身会へ殴り込んで、機関銃・拳銃・ドス・火焔放射器で敵を絶滅させる。文太・千葉・谷隼人・左とん平が討ち死にして最後は、梅宮が河津清三郎をドスで斬る。タイトルの猪鹿お蝶は宮園純子、艶な役どころを演じて格好良く夏からの「妖艶毒婦伝」シリーズに主演する。クリーンヒットして6月に第3作「錬鑑ブルース」、7月に第4作「送り狼」、10月「どぶ鼠作戦」、1月「王手飛車」と立て続けに連作公開される。1969年1月18日~1月30日豊橋東映、併映「セックス猟奇地帯」。1969年4月2日~8日松竹シネマ、併映「夜の牝花と蝶」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1969年】