八州遊侠伝 男の盃

片岡千恵蔵/千葉真一、鳳八千代、藤純子、志村喬、戸上城太郎、水島道太郎、原健策、田中春男、堺駿二、松浦築枝、国一太郎、和崎俊也、牧口徹(坂口祐三郎)、加藤浩、藤木錦之助、南方英二、山波新太郎

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説明

ハッシュウユウキョウデン オトコノサカズキ/脚本 直居欽也・山﨑大助。音楽 小杉太一郎。助監督 山内鉄也。殺陣 足立伶二郎。監督マキノ雅弘。片岡千恵蔵が処刑された筈の国定忠治らしき旅人源次として上州磯部の宿を仕切る悪親分(原健策)が十手を欲しがり、対抗する老目明かし(志村喬)に助っ人する。流れ者の渡世人源次(片岡千恵蔵)と志村が飲みながら明かした昔話、志村が40年前に捨て子したのが上州才郡の寺前だったその子が忠吉といい、噂に聞いた国定忠治と同世代なので是非会わないとやりきれないと志村が話す。互いに腹の内を察しながらの千恵蔵と志村の芝居が渋い。千葉真一が若者佐太郎に扮して時代劇デビューで可憐な藤純子もデビュー作。祭礼の夜、戸上城太郎が悪親分の用心棒で邪魔な志村を殺すに及んで千恵蔵の怒りのドスが悪貸し元一家を叩き斬って志村の仇討ちをして旅に出る。水島道太郎と堺駿二が旅芸人に化けた忠治の子分だった。東映時代劇末期、任侠映画が始まる年代で集団時代劇「柳生武芸帳」シリーズや「十三人の刺客」が製作された1963年の白黒作品だがマキノ雅弘監督による股旅時代劇の佳作。因みに1963年の千恵蔵時代劇は「勢揃い東海道」「変幻紫頭巾」「五人の暴れ者」「十三人の刺客」とこの作品の5本。1963年6月30日~7月5日第一東映、併映「伝七捕物帖 女狐小判」。1964年1月11日~13日南東映、併映「警視庁物語    全国縦断調査」【サイズ:プレス四つ切   】【年代:1963】