はやぶさ奉行

片岡千恵蔵/大川橋蔵、大河内傳次郎、千原しのぶ、進藤英太郎、柳永二郎、市川小太夫、花柳小菊、加賀邦男、戸上城太郎、片岡栄二郎、岡譲司、高松錦之助、山内八郎、植木千恵、明石潮、香川良介、沢田清、国一太郎、団徳磨

説明

ハヤブサブギョウ/原作:陣出達朗。脚本:高岩肇。音楽:高橋半。監督:深田金之助。日光東照宮造営に絡み将軍(沢田清)暗殺と猟奇連続殺人事件を片岡千恵蔵の遠山金さんと大川橋蔵のねずみ小僧が協力して解決するお馴染みの金さんシリーズ。「背中に彫った入れ墨は男度胸の金看板、日光結構と言われた陽明門と比べて引けはとらねえ遠山桜、うぬらの目にはまぶしかろうが性根を据えて掛かってこい!」という啖呵が素晴らしい。日光東照宮に釣天井の仕掛けをして将軍暗殺を狙う陰謀に加担させられた江戸の大工達(高松錦之助)を助けながら、金さんが大工左甚五郎に扮して悪党一味に内偵をして証拠固めして、請け負った六郷藩市川小太夫と悪の張本人である進藤英太郎を追いつめる。陽明門釣天井仕掛けによる暗殺未遂を白州での吟味を遠山金四郎が受け持つ事になり金四郎の裁きが始まって、証拠に大工の藤兵衛やねずみ小僧の証言をもってしてもシラを切り遂に金さんの刺青を見せての名啖呵「やい雁首を揃ってよーく見ろい!」と始まる、そして愚楽斉こと進藤英太郎の裁きをする。正義派の老中が大河内傳次郎で貫録をみせ、千恵蔵御大のエロキューション全開のイーストマン総天然色・東映スコープ娯楽篇。東映時代劇全盛時代のセットが実に豪華で陽明門のセットが総天然色画面に引き立つ。1957年11月17日~24日第一東映、併映「鬼面龍騎隊 後篇」。1958年3月19日~25日銀座東映、併映「警視庁物語白昼魔」。1959年12月28日~29日二川銀映、開館番組併映「殿さま弥次喜多階段道中」。1960年4月27日~29日二川銀映、併映「暗黒街の対決」「好き好き好き」【サイズ:プレス四つ切】【年代:1957】