説明
11・25ジケツノヒ ミシマユキオトワカモノタチ/製作・脚本・監督:若松孝二。脚本:掛川正幸。音楽:板橋正夫。井浦新主演。1970年11月25日、防衛庁内での割腹自決へといたるまでの三島由紀夫と「楯の会」の若者たちの物語を映画化。学生運動全盛期の1968年から始まる。三島を演じるのは、本作のため芸名をARATAから本名に戻した井浦新。三島由紀夫は何を表現したかったのかを、若松孝二が現代日本に問うた作品として名高い。金閣寺」「憂国」「宴のあと」など、日本国内はもちろん、世界中からも注目を集めていた文豪・三島由紀夫(井浦新)。学生運動が全盛を極めている中、彼は世相とは逆ともいえる思想・民族主義に傾倒していく。そして、そんな三島の元に、森田必勝(満島真之介)ら同じ思想を持つ若者たちが集う。民兵組織「楯の会」が結成され、有事の際には自衛隊と共に決起できるようにと、彼らは準備を始めるのだった。だがそこに、乗り越えられない『憲法第9条』の壁が立ちはだかる。自衛隊は「軍隊」ではなかったのだ。不満を募らせていく三島と「楯の会」の若者たち。そして、そのいら立ちは抑えられないところまでに達して 三島由紀夫は森田必勝に問う。『おまえの信じるものは何だ?そこから計画が始まる三島事件(盾の会事件)。当時のeiga.com井浦新インタビューから抜粋「井浦は劇中で、満島真之介扮する森田必勝に「おまえの信じるものは何だ?」と問いかける。ARATAから本名井浦新への改名を経て、井浦の信じるものは何なのだろうか。「僕が一番言いたくない言葉が『自分』なんですよ。生き方の部分で、自分を信じていなければダメなのかもしれませんが、自分のことが信じられない部分もあるじゃないですか。自分の価値観なんて、一番どうでもいいことだったりもしますし」と、熟考しながら丁寧に話す。そして、「なかなか難しいですね。ひとつバシッと格好いい言葉が思い浮かびません。きっと、そういう状態なんだと思います」と語る表情は、意外にも晴れやかだ。「人生って、60歳までは修行だなといつも思うんですよ。もちろん、それまでにどう生きてきたかってことが問われると思うんですが、その積み重ねがちゃんとできていれば、若松監督のようにすごく豊かな時間が経験できる。やりたいことをやって、オレはもういつ死んでもいいやと思えるようになれるのって、それ以降なんでしょうね」。それを見つけ出すためにも、井浦は目の前の仕事にまい進する。「その時代、時代で信じるものを見つけ出すために、自分を更新しながら、塗り替えていきながら、いろんな進化、退化を繰り返しながら、還暦のほうへ向かっていきたいんです」と言葉を選びながら話す姿からは、人としてどこまでも真摯な姿勢がうかがえた。」2012年6月2日公開、豊橋未公開。【サイズ:B2ポスター】【年代:2012年】




