説明
カオヤク/原作:白石五郎。脚本:白石五郎・古川卓巳。音楽:佐藤勝。監督:古川卓巳。日本警察と国際密輸団のボスとの対決を描く初期の日活アクション。兇悪な洪(三橋達也)は証拠煙滅のためへ次々と乾分たちを殺すが、戸崎刑事(水島道太郎)は一味のジョージと島田を捕えることが出来た。その頃、洪は博多港外の大型貨物船で手に入れた荷物を携えて羽田に飛んだ。厳重な看視の眼を潜った彼はホテルで仲間のシュミッツに、仕事が計画通り進行したことを告げ、香港行きの切符を手配する。多田警部(加藤嘉)は戸崎からの報告で「ライアン」こそ一味の本拠だと知り急襲。祝盃をあげていた洪がホテルに逃げ込むと、シュミッツは彼の失敗を責め、洪は躍りかかってシュミッツを絞殺。部屋に戻った洪は神戸から追って来た龍子(日高澄子)に目もくれず、旅支度にかかるが羽田空港に立った龍子の手に拳銃が冷く光る。離陸した旅客機に両眼を閉じて坐る供の顔が、次第にゆがんだと思うと床に崩れ落ちる。1955年12月末に開館した駅前大通1丁目に開館した豊橋日活のオープン番組。1955年12月28日~1956年1月2日豊橋日活(駅前日活)、併映 不明。【サイズ:A3】【年代:1955年】