説明
テッケン/脚本・監督:坂本順治。音楽:梅村茂。主題歌:徳永英明。菅原文太主演のボクシングドラマ。代々の林業を営む誠次(菅原文太)は家業を専務の筒井(ハナ肇)に任せっきりで、ボクシングジムのオーナー。少年院上がりの明夫と知り合った誠次は、彼のボクサーとしての素質を見る。恋人の君子に見守られながら明夫は破竹の快進撃を見せるが、有頂天気味の明夫は交通事故を起こしてしまい、ボクサーの命である右拳を負傷してしまう。明夫は行方不明となり、誠次もすべてを失ってしまい無気力な日々を送る。だが、偶然義手をつけた和紙職人・滝浦と出会った誠次は彼を見て明夫の復活の予兆を感じる。そして誠次は明夫と再会し、滝浦の義手を作った池田医師によって、彼の右手は生まれ変わるのだった。こうして“鉄拳”をもった明夫は誠次や君子やトレーナー・長井にささえられながらリハビリとトレーニングに集中する。そんな時、滝浦が身体障害者に異常な冷酷さを見せる平岡を中心とする謎の集団に襲われ、誠次の目前で殺されてしまう。誠次は滝浦の復讐をとげるため単身で平岡達のところへ殴り込み。明夫の復帰戦当日だった。平岡と激突する誠次、しかし人数的にも誠次には不利な戦いだった。そんな危うい時、明夫が試合を投げて駆けつけてきた。二人は死斗の末、平岡を倒す。1990年11月23日豊橋松竹。【サイズ:B2】【年代:1990年】