逆襲獄門砦

片岡千恵蔵/月形龍之介、高千穂ひづる、薄田研二、植木基晴、松浦築枝、毛利菊枝、加賀邦男、加藤嘉、伊藤久哉、片岡栄二郎、江原真二郎、山口勇、高堂圀典、吉田義夫、水野浩

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説明

ギャクシュウゴクモントリデ/脚本:高岩肇。音楽:深井史郎。監督:内田吐夢。片岡千恵蔵主演で幕府崩壊前夜の動乱期を背景に、雪国江州の一天領地を支配する代官等権力者の暴政に対し大地に根をおろした純朴な農民達の真の怒りをテーマとした反骨時代劇。日本版「ウイリアム・テル」。悪代官には月形龍之介、配下に加賀邦男、吉田義夫。猟師の照造(片岡千恵蔵)は弓矢の名人で子煩悩。江州代官の脇軍大夫(月形龍之介)は、京都所司代の命令で薩長との戦いに備えて砦の建設に着手。照造は農民たちと共に使役についていましたが、将軍より拝領した陣笠に無礼なことをした息子の次郎(植木基晴)が役人に捕えられます。次郎の命を助けたければ次郎の頭にのせたミカンを弓で射抜くように軍大夫は照造に命令。照造は見事にミカンを射抜くが、代官に捕えられた不平分子が働かされている離れ小島の獄門砦に送られる。圧政に苦しむ農民たちが、怒りをもって立ち上がるラストが最大の見どころ。照造に率いられた農民たちは怒涛となって代官屋敷に押しかけます。エキストラを大量に使い大セットの門を破壊。破壊シーンはダイナミック。農民のエネルギーを全面に打ち出した演出は、社会派の内田吐夢らしいところの佳作。1956年6月28日~7月4日豊橋第一東映、併映「美の魔術師」。1957年3月5日~11日銀座東映、併映「夕日と拳銃」。【サイズ:B5時代映画広告&スチール&新聞広告】【年代:1956年】