説明
ビジョトエキタイニンゲン/原作:東宝俳優だった海上日出男「液体人間現わる」。脚本:木村武。音楽:佐藤勝。特撮監督:円谷英二。監督本多猪四郎。スペタクルとは別の特撮映画の可能性を探る変身人間シリーズ第1作のSF映画。以降「電送人間」「ガス人間第1号」「マタンゴ」と続く「透明人間」と共通する世界で人間の業を背景に怪奇ロマンと哀しみを描く点で他の特撮映画と異なる。この作品も放射能影響で液体化する人間が発想となり、原爆実験で被爆した「第二竜神丸」がドラマに出てくるのは「第五福竜丸」の影響が見られる。若き日の佐藤允がギャングで出演するが印象的。87分。1958年7月15日~7月28日豊橋東宝、15日~21日併映「喜劇駅前旅館」、22日~28日併映「旅姿鼠小僧」。【サイズ:B2復刻版&プレスシート】【年代:1958年】