説明
ゾク シノビノモノ/原作:村山知義。脚本:高岩肇。音楽:渡辺宙明。監督:山本薩夫。市川雷蔵主演、権力に対抗する忍者を悲劇的に描く大ヒット「忍びの者」の続編。世は忍者ブーム。キャッチコピー「成るか成らぬか、忍者の復讐!地に潜り、闇を飛ぶ忍びの者」「地上にも、空中にも、同一人物が現れる!堀を飛び、天守閣に吸いつく忍者の早業!」「地に潜り!闇を飛び!姿をかえて!今こそ忍者の復讐を見せてやる」。生き残った石川五右衛門夫婦が忍者狩りで愛児を殺され、信長を仇と狙うが、服部半蔵の情報で光秀が信長に反感を抱いていることを知り、対立感情を煽って、本能寺の変を起こさせ、自らの手で信長の息の根を止める。天下を狙う秀吉は、五右衛門が身を寄せていた雑賀砦を襲う。この戦いで愛妻を殺された五右衛門は家康の後ろ盾もあって、秀吉を狙うが失敗。捕えられて三条河原で釜ゆでの刑で処刑されるラスト。忍者を操って、競争相手を倒し、天下を狙う徳川家康をクローズアップ。自分では手を下さないで、目的を達成していく、家康こそが真の忍者で即ち極上忍であるという、原作者の意図に沿った演出。前作に続いて織田信長に若山富三郎(城健三郎)、明智光秀:山村聰、徳川家康:永井智雄、服部半蔵:伊達三郎、豊臣秀吉:東野英治郎。1963年8月10日〜23日丸物会館、併映「温泉女中」。1963年11月27日〜12月3日銀座東映、併映「若さまやくざ江戸っ子天狗」。1964年4月25日〜28日南東映、併映「ギャング忠臣蔵」【サイズ:プレス四つ切】【年代:1963】