水戸黄門 東映オールスター映画

月形龍之介/片岡千恵蔵、市川右太衞門、中村錦之助、大川橋蔵、東千代之介、大友柳太朗、中村賀津雄、薄田研二、黒川弥太郎、山形勲、伏見扇太郎、原健策、戸上城太郎、三島雅夫、千秋実、岸井明、丘さとみ、桜町弘子、大川恵子

説明

ミトコウモン トウエイオールスターエイガ/監督 松田定次。東映オールスター映画は毎年お盆と正月に恒例番組として顔見せ興行よろしく「忠臣蔵」「清水次郎長」に「水戸黄門」が定番。1960年のお盆映画の目玉として公開されて大ヒット。タイトルにも「東映オールスター映画」とクレジット。江戸を震わせる連続放火事件を調べる黄門主従、由比正雪残党が公家を抱き込み幕府転覆を企む奸計を未然に防ぐ物語に黄門父子の愛情や火消しや浪人など下町人情を絡めて黄門様の人間味を描く。助さん格さんは東千代之介と中村賀津雄、中村錦之助が江戸っ子火消し、大友柳太朗が井戸甚左右衛門として下町浪人、これが出色の出来で錦之助とのやりとりが面白い。大川橋蔵が水戸綱條、市川右太衛門が德川光貞、片岡千恵蔵が朝廷大使で特別出演。その他黒川弥太郎と戸上城太郎が水戸藩、悪役には山形勲・薄田研二・五味勝之介・岸井明・加賀邦男・原健策など。テンポ良く東映時代劇の定番とは言え華やかなオールスター時代劇。プログラムの配収は2億6694万円で、1960年度の邦画配収ランキング第7位。当時封切館の第一東映は新築中で銀座東映が封切館として機能していた。1960年8月7日〜15日銀座東映、併映「続々べらんめえ芸者」。1960年12月24日~26日南東映、併映「ふり袖ざくら」「地獄の渡り者」。1960年12月27日〜1961年1月2日銀座東映、併映「ひばりの森の石松」。1961年2月19日〜21日二川銀映、併映「母桜」。1961年6月28日〜7月1日銀座東映、併映「又四郎行状記神変美女蝙蝠」。1973年11月10日〜16日豊橋東映、併映「現代任侠史」「前科おんな殺し節」。後年浅草名画座や大阪新世界東映で35ミリ上映で3回観賞した。【サイズ:B2&地方版&スピードポスター&近代映画&チラシ】【年代:1960】