説明
トノサマヤジキタ/脚本:鷹沢和善・田村弘教。音楽:鈴木静一。監督:沢島忠。錦之助・賀津雄兄弟の殿さま弥次喜多シリーズ第3作。尾張錦之助・紀州賀津雄殿さまコンビがお忍びで江戸入りして美空ひばりの瓦版屋と組んでの弥次喜多道中。例によっての悪家老騒動を絡めて剣あり恋ありのお正月映画。宗長・義直が二人助六、絢爛豪華な揚巻の道中を止めて、土師兵衛((大河内伝次郎)と歌舞伎調でやり合う。が、揚巻をあげに吉原にくりこんできた弾正(中村歌昇・阿部九州男)一味と衝突、大チャンバラ。宗長は首謀者対馬守(薄田研二)に止めを刺した。あとは八代将軍の決定。宗長はクジを作って義直のクジには墨が黒々と--。お江戸日本橋を尾州家の行列が通る。土下座して見送る瓦版屋のお君(美空ひばり)の前に「八代将軍紀州義直に決定」の瓦版。この特ダネを手にしながらも、お君の顔は意外に寂しそうだった。1960年1月15日〜20日第一東映、併映「丹下左膳妖刀濡れ燕」。1960年9月15日〜18日南東映、併映「鹿島灘の女」。2009年第8回とよはしまちなかスロータウン映画祭で上映。【サイズ:近代映画】【年代:1960】