死国

夏川結衣/筒井道隆、栗山千明、佐藤允、大杉漣、根岸季衣、佐藤允

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説明

シコク/原作:坂東眞砂子。脚本:万田邦実、仙頭武則。音楽:門倉聡。監督:長崎俊一。四国八十八カ所を逆に回り死者を蘇らせる逆打ちなる伝承儀式を巡って繰り広げられる、愛憎の悲劇を描いたホラー映画。栗山千明のデビュー作品。奇妙な出来事が続発。少年が死んだ筈の祖父の姿を見たり、地蔵を調べた役場の人間が発作で倒れたり、比奈子(夏川結衣)の枕元に16歳の莎代里(栗山千明)が現れたり_。実は、その怪現象は莎代里の母・照子(根岸季衣)によってもたらされたもの。彼女は、代々口寄せを生業とする日浦家の血を絶やしてはならないと、死者を蘇らせる儀式である四国八十八カ所の札所を死者の歳の数だけ逆に回る逆打ちをして、莎代里が死んだ歳と同じ16回目の逆打ちが終わろうとしていた。もし、逆打ちが終了し黄泉の国への結界が破られれば、四国は死者の国、即ち死国となってしまう。比奈子と文也(筒井道隆)は、照子の計画を阻止しようとするが、照子は16回目の逆打ちを終え、日浦家の者以外は立ち入ることの許されない神の谷で祈祷を始める。遂に莎代里が蘇る。蘇った莎代里には愛しい文也との再会を果たす目的があった。照子を殺し、比奈子から文也を奪おうとする莎代里。既に人間ではない彼女は、文也を死に至らしめてしまう。そして祈祷師(佐藤允)が黄泉の国へr連れ戻そうとしたが、莎代里も比奈子の同情心を煽って現世に留まろうとする。すると、そこへ文也の霊が現れ、莎代里を黄泉の国へ連れ去る。無念が凶々しい怨念に変化する物語。1999年1月23日公開、ワーナーマイカルシネマズ豊川。【サイズ:B5 チラシ】【年代:1999年】