説明
ダイアクトウサクセン/脚本・監督:石井輝男。音楽:八木正生。石井輝男監督が馴染のメンバーを連れて松竹で撮ったアクション映画。競馬売上金の1億を奪う作戦を悪党チームが計画・実行するが全員悪党なところがミソ。ボスの郡(嵐寛寿郎)が計画をたて、轟一郎(高英男)、その弟分の次郎(アントニオ古賀)、南(吉田輝雄)、角(待田京介)、真弓(三原葉子)、郡の若い愛人・リカ(真理明美)らによって実行される。決行前日、下見にきた轟は見知らぬ男に突然顔を切りつけられ、大けがをする。筧(宍戸錠)は、自分がその計画に加わるために、あえて轟を襲ったのだ。顔に怪我をおった男が仲間にいては目立ってすぐにつかまってしまう。代わりの人間が必要なはず・・・。郡は筧の魂胆とその裏にいるであろう仲間たちの存在に感づいてはいたが、計画のため筧を仲間に入れる。ただし、計画の詳細は教えないまま。筧もまた、その腹を探るために郡が仕向けたリカの誘惑にのるでもなく、逆に、リカには金を二人で山分けしないか、と持ちかける。郡の読み通り、筧は仲間の槙(安部徹)や工藤(諸角啓二郎)たちにこの計画を伝え実行され1億円をめぐり仲間割れと裏切りでラストは渓谷での争奪戦の末工事用ダイナマイトで全員死亡。キャッチ「白昼堂々盗んでやれ!六万人の競馬場で売上金を襲う九人!最終レースの二分間がヤマだ!」1966年7月1日~14日松竹ロキシー、併映「熱血の男」。【サイズ:B2】【年代:1966年】