太陽の季節

長門裕之/南田洋子、石原裕次郎、石原慎太郎、三島耕、清水将夫、坪内美詠子、岡田眞澄

説明

タイヨウノキセツ/原作:石原慎太郎。製作:水ノ江滝子。脚本・監督:古川卓巳。「太陽族」という言葉を生んだ芥川賞を受賞の石原慎太郎の同名小説を古川卓巳が脚色・監督した青春映画。慎太郎の実弟である石原裕次郎が本作でデビューを果たす。後に公開された「処刑の部屋」「狂った果実」とあわせて「太陽族映画」と称された。 高校生の津川竜哉(長門裕之)はボクシングと酒と女と喧嘩に明け暮れる日々を送っていた。仲間たちと銀座に出た竜哉は武田英子(南田洋子)と知り合い、二人は逗子にある竜哉の家で結ばれる。竜哉と英子はデートを重ね愛情を確かめ合うようになるが、英子が想いを募らせていくのと反対に、竜哉はだんだん英子のことが煩わしくなってきていた。竜哉は兄の道久(三島耕)に英子を五千円で売り飛ばす。英子は竜哉の子供を身ごもっていたが、竜哉に始末しろと言われてしまうが妊娠中絶が悪くて死亡、葬式に現れた達哉は祭壇に香炉を投げて「何がわかる!」といって飛び出す。大ヒットして当時としては珍しい2週連続上映。豊橋では1955年年末に開館したばかりの豊橋駅前日活にて上映。1956年5月17日~30日豊橋駅前日活、併映「ドラムと恋と夢」。24日~30日「殺人計画完了」。1956年9月21日~24日豊橋駅前日活、併映「狂った果実」。【サイズ:A2】【年代:1956年】