説明
タラオバンナイ／原作：比佐芳武。劇画：小池一夫・石ノ森章太郎。脚本：高田宏治。音楽：菊池俊輔。技斗：日尾孝司。監督：鈴木則文。主題歌：小林旭「霧の都会」「昔の名前で出ています」、八代亜紀「愛の条件」アンルイス「甘い予感」キャッツアイ「導火線」美原圭子「夕日に浜名湖」。片岡千恵蔵主演で大ヒットした「七つの顔の男」シリーズのリメイク、シリーズ第１２作。初代･千恵蔵版の設定を踏襲しながらも、小林旭が「流しの歌い手」になってギターで歌うという千恵蔵にはなかった新趣向を見せるなど、好評であった。小池・石森の劇画が「原作」ということにしてあるが、劇画のような二人の多羅尾伴内という設定はなく、筋書きは１９５５年の東映作品『多羅尾伴内シリーズ 隼の魔王』（三番打者怪死）を再構成し脚色した。小林旭らしい颯爽さは出ていて「あるときは」の七つの顔の男の名台詞を吐く。小林旭の多羅尾伴内はあと１本「鬼面村の惨劇」へ続く。１９７８年４月８日～２８日豊橋東映、併映 松田優作「最も危険な遊戯」。【サイズ：B2】【年代：1978年】
