君に捧げし命なりせば

佐野周二/宮城野由美子、宇野重吉、杉村春子、北林谷栄、岸旗江、清水将夫、芦田伸介、佐野浅夫

説明

キミニササゲシイノチナリセバ/原作:平林彪吾 脚本:若杉光夫・新藤兼人 音楽:木下忠司  監督:若杉光夫  佐野周二&宮城野由美子共演の夫婦ドラマ。ポスターキャッチ「愛する故にはかなく散った女のいのち」。新映プロ製作北星配給新東宝系上映。新太郎(佐野周二)はかつて腕利きの建築技師だったが、ビルマ戦線でうけた頭部銃創が因で勉強もおもうに任せず、どの入社試験にも失敗。キャバレーに勤める妻の桂子(宮城野由美子)を案じて悶々とする。心痛のあげく、とある建築会社の試験で重役たちに悪どい嘲弄をうけ、ついに発狂。脳病院で加療させようにも資力に事欠いて、桂子は途方にくれる。桂子にすまない一念で履歴書を何枚もかき街をさまよう新太郎。彼は至る所で物みだかい連中のサカナにされ、漸く得た仕事とはピエロ姿のサンドウィッチマン。仕事をしてお金が貰える。彼は無心によろこぶが、桂子は苦しかった。彼女は売春して脳病院への入院費をつくろうと決心。かねてご執心の紳士とともに高級車に足をかけたとたん、物蔭よりふらふら立現われて「桂子、仕事をしてお金をもらったよ」とよろこぶ夫の姿を見ては、体も売れなかった。のこる途は、死。翌日、桂子は新太郎をつれて新婚旅行の思い出の地、箱根へ出かける。夕陽の芦ノ湖に漕ぎ出したボートを彼女は覆えて無理心中する。96分 1953年9月9日~15日豊橋国際劇場、併映「南十字星は偽らず」。【サイズ:A2】【年代:1953年】