説明
バクトザムライ/原作:久保栄「銃殺」。脚本:高岩肇、武内敦。音楽:塚原哲夫。監督:森一生。市川雷蔵主演の幕末やくざもの。幕末期に甲州の顔役として名前が売れた甲斐の佑天仙之助の波乱に富んだ半生を描く遊侠伝。次郎長映画だと悪役として武居安五郎と同様に扱われるが、この作品ではども安こと安五郎(富田仲次郎)とグルの悪代官と対決するが清川八郎(芦田伸介)と知り合い勤王やくざとして変貌していく過程が描かれる。新徴組を率いる清河八郎が現れ祐天に、尊皇攘夷の騒然たる世相を説き、野望を語り祐天に協力を求めた。清河によって釈放された祐天は、清河にたのまれ軍資金集めに横浜に潜入。清河は祐天に殺された吃安の用心棒桑原の息子大村(伊藤孝雄)を目付として派遣した。そんなある日清河は旗上げのために祐天を甲州へ呼びもどした。そこへ宇津美を刺し、その子分に追われた佐太郎(本郷功次郎)がとびこんできた。清河は祐天らをあくまで道具と考え、佐太郎を見殺しにしようとした。怒った祐天は清河の下を去り、追ってきた大村と対決し甲州へ戻る。1964年11月28日〜12月8日豊橋大映、併映「検事霧島三郎」。1965年7月4日〜6日南東映、併映「日本侠客伝」【サイズ:B2】【年代:1964】