伝七捕物帖 女肌地獄

高田浩吉/伴淳三郎、嵯峨三智子、浪花千栄子、名和宏、石黒達也、伊吹友木子、沢村国太郎、海江田譲二、山路義人、大邦一公、戸上城太郎、天王寺虎之助

説明

デンシチトリモノチョウ メハダジゴク/原作:陣出達朗他捕物作家倶楽部。脚本:高岩肇。音楽:万城目正。監督:酒井欣也。高田浩吉主演「伝七捕物帖」シリーズ第10作。麻薬密輸に絡む連続殺人事件に挑む伝七の活躍。花嫁誘拐事件が続発。現場には獣の毛が落ちている以外に何らの手がかりもない。そして湯女・おしげが下っ引の又八と駈け落ちの途中で殺される。伝七はおしげの友人・おくめから事情を聞こうとしたが、おくめも見知らぬ男に狙われていた。廻船問屋近江屋庄左衛門の娘おれんと伊勢屋菊太郎との祝言の夜、伝七の目の前で花嫁が掠われた。行方不明になっていた又七の死体。その腹巻には阿片。同じ夜、吹矢で殺されたおくめの懐中からは、おしげから預ったという成田山のお札が失くなっていた。吹矢の猛毒と阿片から、伝七はその裏に大がかりな阿片密輸事件と睨む。奥山一帯を探索中、男の死体を発見。阿片中毒の権威として名高い医師・尾形玄庵(石黒達也)の目利きの結果、男は阿片中毒者と分った。奇妙な守札も首にしていた。伝七は、奥山の酒場「長兵衛」が阿片窟であり、守札もそこから出ていることを捜査。危険と感じた元締は、女将のお蝶に命じて店を閉め、地獄極楽の生人形の見世物に転向。お蝶一味が関係あることを見ぬいた伝七は「長兵衛」に行くがお蝶の姿はなく、複雑な仕掛けのある地下道を発見。さまざまなポーズの女肌人形、失心した花嫁たち、釜に薪をくべる六兵衛。六兵衛の仮面をはぐと、尾形玄庵であり、近江屋庄左衛門。麻薬密輸の陰謀で彼は一人三役を演じていた。1959年2月14日~23日豊橋松竹、併映「夫婦合唱」。1959年7月30日~8月3日千歳劇場、併映「大学のお姐ちゃん」。【サイズ:B5時代映画広告】【年代:1959年】