説明
シャンハイバンスキング/原作:斉藤博「上海バンスキング」。脚本:田中陽造、深作欣二 音楽:越部信義 監督:深作欣二 主題歌:松坂慶子、志穂美悦子。 松坂慶子主演。自由劇場の大ヒット舞台劇を深作欣二監督が「蒲田行進曲」メンバーに宇崎竜堂・志穂美悦子を加えて映画化。昭和10年代、20年代の国際都市・上海を舞台に、上海にあるダンスホール“セントルイス”に集まった男女たち、ジャズに生き死んでいったバンス(前借り)キングたちの自由奔放な青春を描く音楽映画。昭和12年夏。バクマツこと松本(宇崎竜堂)とリリー(志穂美悦子)は結婚することになり、その祝いにバクマツの中学時代の友人・白井中尉がやってきた。日中戦争の戦火は上海にも及び、三ヵ月に渡った戦いが終ると、日本軍による中国人虐殺が始まった。街には日本軍人が溢れ、自由な雰囲気はどこにもなかった。失意の波多野は、ジャズのメッカ、ニューオリンズに帰るというアメリカ人女性スーザンについて渡米するといい、別れの挨拶もそこそこにマドンナを残して上海を後にした。昭和15年秋。第二次世界大戦が拡大。マドンナ(松坂慶子)は上海でのひとり暮らしにもやっと慣れてきた。白井中尉(夏八木勲)はマドンナに思慕を抱いていたが、ソ満国境に配属されていく。バクマツ(宇崎竜堂)にも召集令状が届いた。そんな時、零落した波多野(風間杜夫)が帰ってきた。横浜でスーザンに金を持ち逃げされ、放浪していたがジャズが禁止され、嫌気がさして戻った。昭和16年冬。ひとりの男がマドンナのところにやってきた。昔の左翼青年広田(平田満)だった。今は日本軍の特務機関員として中国人抗日分子の摘発を行なっていた。日本軍に接収された「セントルイス」で、ドイツ軍将校の接待をしないか、という。ジャズは禁止され生活に困っていたマドンナとリリーは仕方なくこれに応じるが、とり残された波多野は広田に誘われるままに阿片に手を染めていく。昭和20年。日本は敗れ、広田は中国軍に射殺された。波多野は阿片に溺れ切って死人同然。そんなところに、バクマツが帰ってくるという知らせが入った。リリーが大喜びで駅に迎えに行ったが、持ってきたのは白い骨壷だった。汽車から落ちて死んだという。長い戦争が終わりやっと自由にジャズがやれる時代が始まろうとしていた時代。1984年10月6日公開、豊橋松竹。【サイズ:B2ポスター】【年代:1984年】




