説明
レイジング・ブル/原作:ジェイク・ラモッタ。音楽:レス・ラザロビッツ。監督:マーティン・スコセッシ。主題曲:マスカーニ「カヴァレリア・ルステイカーナ間奏曲」。1940~50年代に実在のミドル級ボクサー、ジェイク・ラモッタの半生を、「タクシードライバー」のマーティン・スコセッシ監督&ロバート・デ・ニーロ主演コンビが映画化。後に「ブロンクスの猛牛」とも呼ばれるようになるジェイクが、八百長試合を強いてくる組織との関係などに悩まされながらも栄光をつかみとる。しかし、妻のビッキーやセコンドを務める弟ジョーイに対し猜疑心や嫉妬心を募らせていき、信頼できる人間が離れていくことで凋落していく。主演のデ・ニーロは引退後のラモッタの姿を再現するため27キロも増量して挑んだ。体型をも変化させる徹底した役作りを意味する「デ・ニーロ・アプローチ」という言葉を生むきっかけとなる。試合シーンの壮絶な迫力は凄く、ボクシング映画としてのクォリティも高いが、自らの猜疑心によって妻や弟を失う男を描いた人間ドラマ。引退後のシーンのため体重を25キロ増やしてまで破滅型の主人公を演じきったデ・ニーロは第53回アカデミー主演男優賞を受賞その他編集賞受賞。第38回ゴールデングローブ賞主演男優賞など多数受賞。全編のほとんどを占める白黒画面も美しい。1981年2月14日~27日豊橋名画座、併映「エミリーの恋」。1981年2月28日~3月6日松竹ロキシー、併映「エミリーの恋」。【サイズ:B2】【年代:1981年】