ゾロ目の三兄弟

小林 旭/渡瀬恒彦、田中邦衛、土田早苗、弓恵子、河津清三郎、天津敏、遠藤辰雄、葵三津子、北村英三、楠本健二、小田部通麿、中田ダイマル・ラケット、正司敏江・玲児、岡八郎、汐路章、潮健児、阿波地大輔、永田光男

説明

ゾロメノサンキョウダイ/原作:今東光「河内ぞろ」。脚本:高田宏治。音楽:八木正生。殺陣:三好郁夫。監督:山下耕作。日活が倒産してスター小林旭の東映初主演。日活で主演した「河内ぞろ」のリメイク。以降旭は任侠から実録路線の中核として存在感を放つ。劇中歌「人生劇場」歌:小林旭。河内三兄弟は小林旭・田中邦衛・渡瀬恒彦で父親に北村英三。昭和20年代の終わりごろ、大阪河内を舞台に三兄弟が大資本と結託したヤクザ組織を相手にする活躍を描く任侠アクション。遠藤辰雄や阿波地大輔が善人役。悪役には河津清三郎・天津敏。村役場の役人に永田光男・小田部通麿・中村錦司など。小林旭扮する大西仁助の出身地中野村では、関西レイヨン工場進出をめぐって、豚毛ブラシ業者の源吉(遠藤辰雄)と村長一派が対立。仁助の弟で、百姓稼業を継ぐ多度吉(田中邦衛)が、業者の先頭に立って男を売ろうとしていた。父危篤の知らせで、生まれ故郷に仁助と、末弟で船員の永三(渡瀬恒彦)も神戸からかけつけ、久々に三兄弟が顔を合わせる。兄弟は、父親の死をめぐって喧嘩を始めるが、源吉の家に間借りした水野万紀(土田早苗)の出現で三兄弟の喧嘩がやんだ。万紀の女らしさに三人共惚れこむ。芸者だった万紀は、和田倉一家代貸の林蔵(天津敏)に身請けされたが強引な林蔵にいや気がさし逃げて来た。村長一派は、和田倉一家と手を組み工場設地を強行しようとした。親分 和田倉満五郎(河津清三郎)は、工場建設を請負い、代貸の林蔵と子分数人(汐路章・鈴木金哉・丘路千)を中野村に送り込み、建設反対のブラシ業者たちに、暴力でいやがらせを表面化させる。怒った多度吉や村民たちは、村役場におしかけ村長一派の企みをあばこうとするが和田倉一家の邪魔にあう。仁助は、鶴橋の縄張りの件で和田倉と対立、工場の一件も持ち込まれたため、和田倉一家に乗り込み、和田倉と対決、工場から手を引かせることに成功。これが和田倉の企みであるとは、仁助も気がつかず、大阪一の親分和田倉と兄弟分となったことに大得意となる。和田倉は、中国の豚毛を大量にあっせんしようと申し出る。仁助はこの仕事を快くうけ源吉たちを説得。源吉たちは田畑を売って手付金をつくり、取引することになった。取引の日、荷が豚毛どころか、オガクズにすり替っていることを知った。荷がニセ物だと感付かれた和田倉は、外部にもれることを恐れ、立合った業者二人を抹殺。この取引きで業者代表となっていた源吉は、責任を感じ自殺。万紀の行方を知った林蔵は彼女を引き戻したが、彼女を慕う永三に知られてしまう。永三は単身林蔵の家に乗り込むが、逆に捕えられてしまう。仁助によって万紀と共に救出される。和田倉は工事の再開をはじめた。この和田倉一家の汚いやり口に、遂に大西三兄弟の怒りが爆発和田倉一家に殴り込む。弓恵子が旭の女房役。1972年4月14日〜25日豊橋東映、併映「ギャング対ギャング赤と黒のブルース」。1972年9月13日〜19日松竹シネマ、併映「望郷子守唄」【サイズ:B2】【年代:1972】