説明
ソシキボウリョク キョウダイサカズキ/原作:岩佐義人「実録銀座私設警察」。脚本:石松愛弘。音楽:菊池俊輔 技闘:日尾孝司 監督:佐藤純弥。佐藤純弥監督の「組織暴力」シリーズ第3作。戦後間もない東京銀座を舞台に復員した菅原文太と安藤昇が二人で仲間を増やしながら銀座私設警察と呼ばれる暴力組織を作り上げる過程を描く実録任侠アクション。ヒロインは大映の野添ひとみ。戦後、荒廃した銀座。復員してきた木島(菅原文太)と津ケ谷(待田京介)は、GIの手から伸子(野添ひとみ)という娘を救ったことで、特攻くずれの大場(安藤昇)と知り合う。どうせ捨てた命と、二人は腕力にまかせて勢力を伸ばしついに、新旧やくざ、戸川組(代貸名和宏)と桜田一家(沢彰顯)の争いを利用し、名門大門一家(嵐寛寿郎)に、銀座での縄張りを認めさせるまでとなった。が、この争いで、戸川(寺島達夫)を殺した木島は組を去らねばならなかった。戦友津ヶ谷(待田京介)と組み再起を期した木島は、米兵の慰安婦となっている津ヶ谷の妻を救おうとして野添ひとみと共に逃亡するが失敗、逮捕。ここの慰安婦宿の俯瞰場面が何気に見せる。3年後、出所した木島は待っていた野添ひとみと再び会う。木島は銀座一の顔役となった大場と共に、ふたたび名を上げていく。大場の子分には山城新伍・藤山浩二・八名信夫・田口計・河合紘司・宮内洋・小林稔侍など。大場を妬む武上一家(渡辺文雄・室田日出男)と対決し、重傷を負った。大場、武上の対立は激化し、一触即発の情勢となり、政財界のドン丹波哲郎の指示で右翼の大物加納(内田朝雄)の調停を拒否。大場たちが、加納を黒幕とした八億円の不正融資を知ったため、政治家小松方正を捉えて不正を白状させる為にリンチをしていたところに、加納の手先松木一家と大場たちの死闘が起り双方犠牲が出る。加納は、この事件を1億円で揉み消すよう大場に迫り承知させた。木島はこれに反対。二人は別れを決意。文太は兄貴分安藤と身重だった野添を車ではねられ死亡したことで一匹オオカミとなり、武上と手打ちに向かった木島に罠を掛けた武上と対峙したのは大場だった、銃撃戦となって武上と共に木島は死亡。木島は加納を追いかけるが警官隊の銃撃で蜂の巣で死亡して「終」。1973年に佐藤純弥監督は安藤昇主演で「実録私設銀座警察」で再びこのエピソードを撮る。タイトルTOPは安藤昇、2番は菅原文太 3番に野添ひとみ・待田京介・山城新伍、止め前に渡辺文雄・嵐寛寿郎 止めに丹波照郎。戦後社会にいち早く適応して経済ヤクザとして出世することで最終的には実業家を目指す大場を安藤昇がハードに演じ、対する文太は、戦後の日本の変化について行けないアウトローの哀しみを対照的に演じるのがミソ。1969年9月6日~18日豊橋東映、併映「必殺博奕打ち」。【サイズ:B2】【年代:1969】




