説明
マムシトアオダイショウ/脚本:高田宏治。音楽:広瀬健次郎。技斗:三好郁夫。監督:中島貞夫。「まむしの兄弟」シリーズ第9作で最終作。主演の菅原文太が「トラック野郎」へつなぐ作品ともなる。イカサマ雀士として荒木一郎と川谷拓三が青大将コンビで登場して文太・三島ゆり子夫婦と絡みトルコ嬢緑魔子と麻雀賭博で知り合い負け分救済で3千万円強奪する。大阪で暴力団下部組織を仕切る弟分川地民夫と再会して金を巡る争いに巻き込まれる。結果安部徹・室田日出男・志賀勝の組織と渡辺文雄・名和宏・西田良の組織との抗争で双方からも狙われる。川地が安部徹に捕まり、荒木・緑・渡辺・名和の賭け麻雀で1億円をせしめた渡辺から銃と現金を借りて安部を殺せと言われるが、文太は偽札を用意して本物を緑に渡して故郷へ戻れと諭すが、青大将コンビに横取りされる。その青大将コンビ、荒木が佐藤蛾次郎に麻雀荘で借金の事で殺されて、川谷が1億円を盗んで逃げるが警察に見つかり途中で車に跳ねられて札束が散乱する中で死亡。そうとは知らないまむしは川地を助けに安部徹一家に乗り込むが仲間割れで安部が室田に殺されて銃撃戦となりまむしの兄弟が大暴れして全滅させる。ドラマ展開が割合もたつく中、ラストのアクションは見せ場。結局二人が刑務所へ向かうところで「終」。樹木希林がヤクザの母親役、三島ゆり子が文太の女房役。92分だが長く感じた。1975年3月8日〜20日豊橋東映、併映「13階段のマキ若い貴族たち」【サイズ:B2】【年代:1975】