子連れ狼 死に風に向かう乳母車

若山富三郎/加藤剛、浜木綿子、富川晶宏、山形勲、浜村純、草野大悟、和崎俊也、名和宏、中谷一郎、水島道太郎、伊達三郎、小田部通麿、志賀勝、阿波地大輔、梅津栄、山谷初男

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説明

コヅレオオカミ シニカゼニムカウウバグルマ/原作:小池一夫・小島剛夕。脚本:小池一夫。音楽:桜井英顕。監督:三隅研次。若山富三郎主演「子連れ狼」シリーズ第3作。武士道を象徴するような渡徒士(わたりかち)孫村官兵衛に加藤剛が扮して最初から最後まで拝一刀との因縁中心で展開する。女衒(名和宏)がらみの忘八者とのエピソードで浜木綿子が女ボスに扮して歯切れの良いセリフで魅せて、「水責め」「ぶりぶり」にかけられる一刀を見直し代官殺害の刺客依頼に至る。伊達三郎が代貸出演。後半は天領代官 猿渡玄蕃(山形勲)に刺客として迫る、ラストは地獄ケ原での大チャンバラで一人で百人ぐらい斬って加藤剛を武士らしく認めて介錯する。薙刀二刀流と刀二刀流を駆使して最後はピストルで山形勲を仕留める、そしてラスト加藤剛との対決。「金を貰って暗殺と金を貰っての供侍とではどちらが真の武士道か?」で若山は加藤を立てての立ち合い、若山は加藤の問いに「真の武士道は如何に死をもって生きる事」と答えて加藤を介錯し首を跳ねる。スタント全般は宍戸大全グループでラストチャンバラでも宍戸が代官所役人として若山に馬上から絡むスタントで見せ場。この作品から若山富三郎が主題歌も歌う。若山&三隅研次監督絶好調だが勝新太郎も三隈研次監督を使いたくて、勝プロ2本立て興行するのに次回作からは若山自ら企画プロデュースし監督交代して三隈研次監督は、勝新太郎主演で「御用牙」を撮る。1972年9月2日〜22日丸物東宝、併映「新座頭市物語 折れた杖」【サイズ:B2】【年代:1972】