説明
ミトコウモンマンユウキ ナルトノヨウキ／月形龍之介黄門シリーズ第十作記念作品として従来の1時間前後の中編から長編での製作。脚本：尾形十三雄・村松道平、助監督：長谷川安人、監督：伊賀山正光。阿波七万石は悪家老大邦一公に操られていて政情不安な状態。この悪家老は商人四国屋治左衛門（坂東簑助）とも結託して私腹を肥やし現れた黄門主従を幕府隠密として抹殺を図ろうとする。領主に会った黄門主従は鳴門の大渦を見下ろす桟敷で領主澤田清と共に阿波踊りに興じて暗殺されそうになるが大チャンバラの末収める。喜多川千鶴と清川荘司夫婦の娘の悲しい母娘の物語を絡めた阿波騒動解決篇。四国屋もラストは海岸で格さん加賀邦男に仕留められて娘は黄門の保護で将来を見据えてエンド。鳴門の渦を人間の欲望に例えて領主に悟る月形黄門は気高い。クライマックスは阿波踊りに興じた暗殺団と黄門主従の戦いに鳴門の渦が被る。１９５６年９月２５日〜１０月１日第一東映、併映「録眼童子完結篇」。１９５７年４月１８にち〜２４日銀座東映、併映「野郎ども表に出ろ」【サイズ：B2】【年代：1956】
