説明
セイネンノキ/原作:石原慎太郎。脚本:大和屋竺。音楽:佐藤充彦。監督:西村潔。石原慎太郎原作小説の2回目映画化。前作の石原裕次郎に続いて三浦友和主演。坂木武馬という正義感に燃える若者の大学生活を背景に、恋愛、スポーツ、闘争そして友情を描く。脚本は「不連続殺人事件」の大和屋竺、監督は「ヘアピン・サーカス」の西村潔、撮影は「岸壁の母」の市原康至のそれぞれが担当。坂木武馬は気が強く、正義感から相手かまわず立ち向うとい癖がある。東大入学式の日、チンピラと喧嘩になり、ボロボロの服装という奇妙な姿で入学式の記念写真を撮る。武馬はクラスで美しい山形明子を知り高校ラグビーの宿敵でもあった杉達也も同じクラスにいた。彼女の家は疑獄事件の舞台として使われた料亭・川北であり、彼女の母・えい子と運輸大臣のスキャンダルがあった。事件の黒幕・杉栄二郎は、えい子のパトロンで杉達也の親父でもあった。和久は、ヤクザの親父が殺され、和久組の跡目の問題で悩んでいた。武馬は、和久に正しく逃げずに自分の道を進むようにいうが敵対する川名組が殴り込みをしかけた。しかし、和久の活躍でその場はしのぐ。警察からの出頭命令を前に、えい子が自殺。武馬は、エネルギーを発散させるためラグビーを始める。高校時代の名ウィングであった彼は、クラブでも抜群であった。明子に不運が起こる。川北が他人の手になりそうな窮地も武馬が救う。和久組の跡目披露の日、和久は何者かに刺されてこの世を去る。武馬は、かなしさをラグビーのボールにぶつけ走りまわった。1977年4月29日~5月27日豊橋西武東宝、併映 桜田淳子「若い人」。【サイズ:B2 2種類】【年代:1977年】