カミカゼ野郎 真昼の決斗

千葉真一/高倉健、白蘭、大木実、国景子、若松和子、関山耕司、河合絃司、沢彰謙、室田日出男、片山滉

説明

ァミカゼヤロウ マヒルノケットウ/脚本:深作欣二・太田浩児・池田雄一。音楽:八木正生。監督:深作欣二。主題歌:千葉真一「素敵なカミカゼ野郎」。大平洋戦争中に隠匿された200億円のダイヤをめぐり様々な人物が入り乱れ、日本と台湾にまたがる争奪戦に巻き込まれた青年パイロット千葉真一が、正体不明の敵と追いつ追われつ、窮地に追い込まれながら謎を解明する冒険アクション。ゲストに高倉健。主演の千葉は敵への跳びけり・カーチェイス・モーターボートでの逃走や離陸しようとするセスナの翼に飛びつくなど陸海空をスタント無しに暴れまわるが、追走劇であることから軽快な走りも披露している。深作監督は主人公を、1961年の『風来坊探偵シリーズ』や『ファンキーハットの快男児シリーズ』の主人公を足して2で割ったような、明朗闊達・身体強健・行動力はあるもののコミカルな主人公にした。複数の男たちによる謎が謎を呼び、二転三転していく展開から結末にどんでん返しのある物語は、アクション・サスペンスがふんだんに盛り込まれ、2年後の1968年から始まるドラマ『キイハンター』の原点とも言える内容に仕上げられている。千葉真一が主演で高倉健が助っ人という初めての映画であり、千葉・高倉・深作は東映所属でいながら、別会社にんじんプロの映画製作に参加した稀有な作品でもある。1966年6月4日~11日豊橋東映、併映「地獄の野良犬」。1970年11月11日~20日豊橋東映、併映 菅原文太「人斬り観音唄」。