説明
ボウソウパニック ダイゲキトツ/脚本:神波史男・田中陽造・深作欣二。音楽:津島利章。技斗:上野隆三。監督:深作欣二。タイトルの如くひたすら渡瀬恒彦の逃亡を描くのみ。渡瀬恒彦の彼女(杉本美樹)につきまとうマネキン好きの中年オヤジやクルマフェチの自動車修理工。彼は好きな車種が修理にくると、修理・納車した後、自分でその車を傷つけ、また修理に出されるのを待つ。しかし彼の悪行をホモのオヤジに目撃され、脅され、オヤジに体を要求される。情けない警官川谷拓三は交際している婦人警官渡辺やよいを同僚の警官に横取りされ、出世もできず、逃走中の渡瀬を取り逃がす。それでも婦人警官渡辺やよいは勤務中にセックスするは、制服の下はゲーターベルトつけてるはで、本当に婦人警官なの?って感じ。
杉本美樹が白痴的に渡瀬を慕うあたりがいい。そして登場執念の男・室田日出男。渡瀬の共犯者で弟小林稔侍が無惨に事故死、銀行強盗の分け前を強請に渡瀬を執拗に追う。脅す。暴れる。そんな連中が後半で一気に集合し追う者、追われる者のカーチェイスが繰り広げられ、さらに全然関係ない市民がこの騒動に巻き込まれ、自分の車がアテられた事に怒りカーチェイスに参加し、その集合体はどんどん増え終盤はへんな空き地をみんなで車乗ってグルグル回ってる。車の炎上、暴動。これがパニック。1976年2月28日~3月19日豊橋東映、併映「横浜暗黒街マシンガンの竜」。【サイズ:B2】【年代:1976年】