説明
ナルトヒチョウ/原作:吉川英治「鳴門秘帖」。製作:永田雅一。脚本:衣笠貞之助・犬塚稔。監督:衣笠貞之助。キャッチ「千変万化の面白さ、空前絶後の顔合わせ、大映の総力を結集して年に一度の黄金時代劇!」。戦前の吉川英治原作有名小説の映画化で長谷川一夫は1949年「甲賀屋敷」に続く戦後2本目の主演。阿波藩内情を探り3年前から行方不明となった隠密甲賀世阿弥の生死を確かめるために阿波藩へ潜入する隠密法月弦之丞が長谷川一夫で夕雲無双流の遣い手。弦之丞と立ち会いたい一心でつきまとう青年剣士戌亥龍太郎に市川雷蔵、法月を仇と狙う武家娘が山本富士子、世阿弥の娘見返りお綱に淡島千景の4大スター共演。いつも登場する剣豪お小夜孫兵衛は登場しない分雷蔵が替わり。ライバル東映では市川右太衛門が1959年に主演、鶴田浩二が1961年に主演で製作。1957年10月9日~22日丸物会館、併映「赤胴鈴之助新月塔の妖鬼」、16日~若尾文子「青空娘」。1958年5月5日~9日千歳劇場、併映「黑い河」。【サイズ:キネマ旬報広告&時代映画広告】【年代:1957年】