任侠清水港

片岡千恵蔵/市川右太衛門、大友柳太朗、月形龍之介、中村錦之助、東千代之介、大川橋蔵、千原しのぶ、高千穗ひづる、花柳小菊、長谷川裕見子、三浦光子、伏見扇太郎、進藤英太郎、山形勲、加賀邦男、原健策、吉田義夫、阿部九州男、清川荘司、片岡栄二郎、東野英治郎、東宮秀樹、香川良介、山口勇、富田仲次郎、中村時之介、団徳麿、楠本健二、高松錦之助、月形哲之介、時田一男、沢田清、赤木春恵、

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説明

ニンキョウシミズミナト /  製作 大川博、企画 マキノ光雄、脚本 比佐芳武、助監督 沢島忠。監督 松田定次。1951年4月に誕生した東映が創立5年で業界の雄となり一躍「時代劇の東映」として破竹の勢いを増していく全盛期に顔見せ興行映画として、自社の所属スターを総動員して正月やお盆に華やかに公開された一連のオールスター任侠時代劇。清水次郎長一家が東海道で名を挙げて、幕末時代に人間として成長する群像劇。次郎長に片岡千恵蔵、次郎長を新時代への生き方をコーデイネートする大前田英五郎に市川右太衛門、中村錦之助が森の石松を好演し当り役になる。映画は猿屋の勘助(東野英治郎)一家に森の五郎親分の仇討ちをした次郎長一家が旅先で世話になった巾下長兵衛(大友柳太朗)を獄死させた保下田の久六(進藤英太郎)を斬る。久六の兄弟分の黒駒勝蔵(月形龍之介)グループとの喧嘩を大前田英五郎の仲裁で治めた時に刀=暴力を使わない事が真の任侠道と説かれて富士裾野の開墾に精を出す一方で石松を讃岐の琴平代参に行かせる。その石松は帰路に都鳥吉兵衛(山形勲)に騙し討ちで殺され、小松村七五郎(東千代之介)の知らせで次郎長が悲しんでいるところに都鳥一家と黒駒勝蔵一家が次郎長一家に闇討ちをかける奸計を聞いて、逆に待ち伏せして悪德相手に大喧嘩して仇討ちするまでを描く。その他大政が原健策、追分三五郎が大川橋蔵、増川仙右衛門に伏見扇太郎など東映オールスター豪華絢爛キャストが織りなす任侠道。このあと1963年まで「任侠東海道」「任侠中仙道」「勢揃い東海道」と千恵蔵次郎長物が続く。タイトルバックのトップは市川右太衛門でトメは片岡千恵蔵。前年のオールスター時代劇「赤穂浪士」ではタイトルトップが立花左近の片岡千恵蔵でトメが大石内蔵助の市川太右衛門だったので交替で主役タイトルになった印象。1957年1月3日~8日第一東映、併映「七つの誓い 黒水仙の巻」。1957年7月1日~8日銀座東映、併映「純情部隊」。1958年6月22日~24日銀座東映、併映「忍術御前試合」。【サイズ:ポスタースチール】 【年代:1957】