説明
イザカヤチョウジ/原作:山口瞳 脚本:大野靖子 音楽:井上尭之 撮影:木村大作 監督:降籏康男 主題歌:高倉健「時代遅れの酒場」 高倉健主演の人間ドラマ。函館の街を舞台に小さな居酒屋を営む男と初恋の女大原麗子とのすれちがう想い、その店に集まる人々の人生模様を描き男の生き様を浮き彫りにする。山口瞳原作の同名小説の映画化。寡黙で実直ながら無器用な兆治、店は繁盛しており兆治の同級生でバッテリーを組んだ無二の親友岩下(田中邦衛)をはじめ、元の会社の同僚有田(山谷初男)やその部下の越智(平田満)、近所の一年先輩で酒癖の悪いタクシー会社社長・河原(伊丹十三)たちが毎晩のように足を運んで賑わう。「兆治」の向いの小料理屋「若草」も陽気な峰子(ちあきなおみ)がカラオケで客を集めていた。兆治はピッチャーとして将来を嘱望されていたが肩を壊して野球をあきらめた頃、地元青年会で知り合った年下の恋人さよ(大原)との苦い思い出があった。美人のさよに持ち上がった、旧家の牧場主・神谷久太郎(左とん平)との縁談に、貧しかった兆治はさよの幸せを願って黙って身を引いた。さよは今でも兆治を想いつづけていた。ある夜、さよのせいで神谷牧場が大火事に見舞われ、さよは街から姿を消した。何処か時代に取り残される場末の小さな居酒屋「兆治」とそこに集う市井の人々の哀感こもるエピソードが繰り広げられる。常連客の秋本(小松将夫)の妻が死んで、その事で悪口を言う河原に我慢できずに殴り、重傷を負わせた兆治は警察に暴行傷害で留置される。釈放された兆治を妻茂子(加藤登紀子)と岩下が笑顔で迎えた。店の再開を聞きつけてやって来た峰子から、さよをすすき野で見た人がいるとの話を聞く。昔のさよの写真を引き伸ばし、すすき野の繁華街を訪ね回る兆治は造船所時代の後輩で店の客の越智と偶然にあう。サリーこそ失踪してすすき野のキャバレーホステスに身をやつしたさよだった。兆治はさよの部屋を訪ねる。そこには酒で身体を壊し、絶命寸前のさよがいた。後年テレビドラマで1992年渡辺謙、2020年に遠藤憲一でリメイクされた。1983年11月12日公開、豊橋東宝。【サイズ:B2ポスター2種】【年代:1983年】





