あした輝く

浅田美代子/津島恵子、志垣太郎、村野武範、田島令子、沖雅也

説明

アシタカガヤク/原作:里中満智子 脚本:ジェームス三木、南部英夫、山根成之 音楽:田辺信一 監督:山根成之  アイドル歌手浅田美代子2本目の作品。戦争末期の満州から戦後の混乱期の日本を舞台に、清らかに強くひとつの愛を貫いた女性の半生を描いた物語。原作は里中満智子の同名劇画の映画化。浅田美代子の映画出演は多数あるが主演作品は「あした輝く」以降45年経過した2019年「エリカ38」まで待つことになる。松竹アイドル映画路線の1本で1974年11月公開併映は中村雅俊「ふれあい」との2本立て。今日子を支えたのは香(志垣太郎)の力強い愛だった。やがて二人は結婚、今日子は妊娠。香は生れてくる子供に“明日香”と命名。一行はやっと目的地に向かう貨物列車に乗れた時、ソ連兵がやって来た。軍人は名乗り出ろ、というのだ。速水が自ら犠牲になりソ連兵に捕われたことで、列車は発車できた。その時、ソ連兵の人垣から銃声が聞こえた。銃殺? あまりのショックに今日子は流産してしまった。辿り着いた引揚船の上で、今日子の尊敬する緑川先生(田島令子)が女児を出産して、息をひきとる。今日子はその子を「明日香」と名付け、育てる決心をした。千葉に住む香の母(津島恵子)は、息子の戦死の公報を受け失意の中にあったが、今日子と孫娘の出現に生きる歓びを見い出す。今日子と明日香と姑のささやかな生活が始った。4年後、香の生存が伝えられた。帰還を祈る日々、母は病いに寝込むようになった。やがて香が帰還。二人は抱き合い、泣いた。その頃、母は明日香に看取られ、息をひきとった。母の死の悲嘆にくれる良人を見て、今日子は明日香の出生の秘密を打ちあけることができなかった。昭和27年。明日香は小学校に入学。そして今日子は再び妊娠。この機会に今日子は、明日香の秘密を香に語る。だが香はすでに知っていた。「血のつながりは無くても、明日香は僕にとって、本当の我が娘だよ」と言うやさしい香の言葉に、自分の愛が実り始めたことを身体中で感じる。1974年11月2日~22日 豊橋松竹、併映「ふれあい」【サイズ:B2ポスター】【年代:1974年】