説明
アイノコリーダ/脚本・監督:大島渚 音楽:三木稔 藤竜也・松田英子共演のハードコア。昭和11年に起きた「阿部定事件」を題材に、大島渚監督が男女の愛の極致を描いた問題作。料亭「吉田屋」の住み込み女中となった定は、店の主人の吉蔵とひかれあい、情事を重ねる仲となる。やがてその関係が露呈したこと2人は駆け落ちし、さらなる愛欲の世界におぼれていき愛の独占の果ての悲劇。性愛を題材にした作品が日本で十分に制作できるかという懸念から、フランスから輸入したフィルムで撮影を行い、撮影済みの生フィルムをフランスに直送して現像・編集するという方法で完成させた。日本公開版は修整が加えられたが、芸術か猥褻か表現の自由をめぐって論争が巻き起こり、後に出版されたシナリオ本をめぐっては裁判に発展するなど大きな注目を集めた。海外では1976年のカンヌ映画祭で上映され、芸術作品として高い評価を受けた。2000年12月には初公開時にカットされたフッテージをほぼ完全に復元したバージョンが「愛のコリーダ2000」として公開された。2021年4月にも「愛のコリーダ 修復版」としてリバイバル公開された。西ドイツの警察は初上映後にフィルムを没収し、上映禁止を宣言した。ドイツの検察当局は映画史家であるグレゴールを起訴し、彼を投獄した。 大島渚 はこの映画を、芸術を弾圧する社会制度への反抗と見なしていた。『愛のコリーダ』は1976年にシカゴ国際映画祭審査員特別賞、英国映画協会賞を受賞した。俳優の藤竜也は1976年に報知映画賞最優秀主演男優賞を受賞。1976年11月20日~12月17日広小路スカラ座、併映「炎のいけにえ」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1976年】




