靖国YASUKUNI

刈谷直治/菅原能憲、高金泰梅

説明

YASUKUNI/監督:リ・イン 撮影:リ・イン、堀田泰寛  日中合作で日本人の誰もが知っているようで実は知らない「靖国神社」の現実と精神構造に、『味』の李纓(リー・イン)監督が挑んだドキュメンタリー映画。戦後60周年を迎えた2005年8月15日、軍服を着て参拝する集団や合祀(ごうし)に反対する遺族たちなど、靖国神社は狂乱の様相を呈していた。一方、神社のご神体である日本刀「靖国刀」を作る刀匠にもカメラを向ける。日本人が知っているようで実は知らない靖国神社の現実と精神構造に、中国人監督リー・インが切り込んでゆく。さまざまな思いが行き交う終戦記念日の様子を活写。神社のご神体である日本刀「靖国刀」を作る刀匠にも取材し、靖国刀がもたらした意味を解き明かしてゆく。戦後60年以上をへてもなお、国内外で物議を醸す靖国問題の根深さを考えさせられる。「靖国刀」の鋳造を黙々と再現してみせる現役最後の刀匠。その映像を象徴的に構成しながら、映画は「靖国刀」がもたらした意味を次第に明らかにしていく。「二度と平和を侵してはならない」という思いを観る者の胸に深く刻みながら、夜の東京の空撮で映画は静かに終焉を迎える。これは全く新しい視点からの「靖国」の記録。公開を控える映画館が続出し、靖国神社は、撮影許可を与えていないとする内容証明郵便を配給会社に送付し、関連部分の映像の削除を求めたが、配給会社は該当箇所を削除せずに公開したので国内では物議をかもした。著作権問題やら補助金活用の映画という事もあり注目される、映画通の宇多丸さんは自身の番組で「監督の日本語能力不足により、日本人刀鍛冶に監督の質問の意図が通じていないだけ、ということが分かる」として「日本語のディスコミュニケーションが浮き彫りになっている映画」としている。123分。2008年5月3日公開、豊橋未公開。【サイズ:B2ポスター】【年代:2008年】