霧にむせぶ夜

栗塚旭/内田良平、城野ゆき、山内賢、菅井一郎、水原弘、安部徹、高宮敬二、富田仲次郎、園江梨子、黒木憲、和田弘とマヒナスターズ、中村晃子

説明

キリニムセブヨル/脚本:森功、阿久悠。音楽:鈴木淳。監督:梅津明治郎。黒木憲のヒット曲に乗せた栗塚旭主演の松竹ムードアクション。マレーの竜と呼ばれる殺し屋滝口(栗塚旭)が、霧の横浜港に帰って来た。彼は、五年前恋人礼子(城野ゆき)のために、その弟譲治(山内賢)が起したヤクザ同士の殺人事件で犯人としての汚名を負って、国外に逃亡していた。帰国早々、昔馴染のレストラン経営者一色修平(内田良平)や旧知の歌手黒木、譲治などを訪れた。再会した礼子は、す富豪の太田黒(菅井一郎)と結婚していた。滝口はR国の要人汪(富田仲次郎)を日本訪問途上に消せ、という密令をもっていた。指令電話で着々準備を進めるうちに、射撃場で六人の男たちに襲撃された。滝口は一瞬のうちに全員を射殺。自分の行動を知っている譲治をしめあげ、自分を狙ったのが、内山(安部徹)であることを知る。内山こそ、滝口に殺人犯の汚名を着せS組の組長の座をしとめた男だった。内山は、汪の手下崔(高宮敬二)から汪暗殺阻止のために雇われ、滝口を狙っていた。その頃、内山は用心棒を集め、礼子を人質にし、譲治を使って午後三時までと、時間を切り滝口をアジトに呼出す。その時間は、滝口が汪を狙撃する時間だった。それを滝口が知らされたのは午後二時。礼子を救うべきか、指令をまっとうすべきか迷う時間すらなかった。内山のアジトで滝口のマシンガンが火をふき、礼子が救出されたのは、その直後。滝口が汪暗殺現場に着いたのは二十分前。そこでも内山の配した殺し屋と死闘が展開。激闘数分、死体の中から身体を起した滝口は、一発で汪をしとめた。修平の店へ現われた滝口は指令完遂を報告して息をひきとる。修平こそ暗殺指令の主だった。歌詞「涙じゃないよと 言いたいけれど、こらえても こらえてもまつ毛がぬれる。君より切ない この俺(おれ)なのさ、だから笑顔が ほしいのに、さよならが さよならが霧にむせぶ夜」、黒木憲の歌った「霧にむせぶ夜」は1968年4月発売で130万枚以上のミリオンセラーとなり大ヒット。この作品でも黒木憲も出演、同じ東芝レコードの水原弘も出演している。1968年12月14日~27日豊橋松竹、併映「新宿の肌」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1968年】