説明
シット/原作:藤本義一。脚本:貞永方久、成田孝雄。音楽:池野成。監督:貞永方久。岩下志麻&浅丘ルリ子共演が話題を呼んだサスペンス、石原プロ製作で松竹配給。夫が陰謀に捲き込まれ殺された事から復讐を果たそうとする妻の執念を描き原作は藤本義一の同名小説。夫が失踪してから六日目の夜に、5歳の息子を持つ姿津子(岩下志麻)が夫野口高志の情死を知らされた。相手の女は生残る。高志を死に導いた、クラブ扶美のマダム扶美子(浅丘ルリ子)が百万円の小切手を香典として届けてきた。姿律子は亮一を母に預け、野村信技という変名で扶美にホステスとして乗込むことを決心。扶美子の磨き上げられた美貌と洗練された会話は団地主婦だった姿律子には、予想以上の手ごわい相手だった。扶美子の愛のテクニックに翻弄された夫、相手は今も艶然と生きている。嫉妬は激しい復讐心に変化。姿津子に気を許していく扶美子のスキに乗じて、彼女のパトロンが亡夫の上司だった岡村営業部長(南原宏治)であることをつきとめた。扶美の常連である画商の池沢(細川俊之)は、姿津子に好意を持つ。亡夫の妹節子はちょっとしたきっかけで岡村と、知り合い、岡村が仕事のスポンサーになる条件で、肉体関係に発展。池沢の話によって、夫の死が偽装心中であるらしいことが判明。夫は、岡村が会社の金を不正融資して巨利をむさぼっている事実を掴んだのだ。岡村は扶美子に誘惑させ、夫を消すために心中という形を考えついたのだ。ある時、扶美子が交通事故で入院。付添う姿津子はスキを見て、ハンドバックの中を調べたら亡夫の写真がでてきた。扶美子は夫を愛していたのか?思い悩んだ姿津子は、情死の現場である温泉を訪れ、有力な手がかりと思われる甲虫のブローチを手に入れた。ブローチは岡村が扶美子に与えたものに違いない。姿津子はそのブローチを節子に渡してしまう。全ての事情を岡村から聞いた節子は、兄を殺した男に躰を許した自分を恥じ、彼を刺して無理心中。夫の死から半年、姿津子は仮面を捨てて対決し恐怖におののく扶美子に迫る。突っ込みどころ満載のサスペンス映画だがTVドラマ粋感。1971年11月13日~22日豊橋松竹、併映「可愛い悪女」。11月23日~12月3日豊橋松竹、併映「喜劇爬虫類」「曼荼羅」。1972年1月21日~26日松竹シネマ、併映「夜の診察室」。【サイズ:B2スピードポスター】【年代:1971年】




