天下の伊賀越 暁の血戦

市川右太衞門/大友柳太朗、大川橋蔵、里見浩太郎、北大路欣也、月形龍之介、大河内傳次郎、山形勲、岡田英次、長谷川裕見子、丘さとみ、花園ひろみ、渡辺篤、加賀邦男、香川良介、吉田義夫、佐々十郎、戸上城太郎、小田部通麿、五味勝雄(五味龍太郎)、南方英二、大阪少女歌劇団、徳大寺伸、富田仲次郎、大村崑、有馬宏治、明石潮、

説明

テンカノイガゴエ アカツキノケッセン/脚本:中山丈夫。音楽:富永三郎。監督:松田定次。ご存知荒木又右衛門の鍵屋の辻での仇討ち物語を剣豪スター勢揃いで描く東映時代劇の大作。市川右太衞門戦後1954年「巷説荒木又右衛門暁の三十八番斬り」に続く2度目の荒木役。講談調の展開と豪華配役、違いは荒木と親友河合甚左衛門(月形龍之介)が鍵屋でなく事前に決闘してしまい、月形が右太衛門に勝ちを譲って死ぬ事。戦後時代劇の隆盛に伴い剣豪スターが荒木を演じる。1952年東宝黒沢明監督三船敏郎「荒木又右衛決斗鍵屋の辻」、1955年松竹松本幸四郎「荒木又右衛門」、1957年新東宝で嵐寛寿郎アラカン「剣聖暁の三十六番斬り」、1958年大映 長谷川一夫「伊賀の水月」と6本製作される。冒頭の見せ場は荒木が柳生飛騨守の大友柳太朗に柳生秘伝を伝える柳生道場での所作が秀逸、上下を着けたまま中腰のつま先立ちの姿勢での所作は現在の役者では歌舞伎役者以外では困難。柳生十兵衛の弟子として3つの秘伝を伝授の命を受けての仕業。大友配下に南方英二。次に荒木が主君本多大内記大川橋蔵に「真剣白刃取り」「槍落とし」を伝授する場面での槍裁きが右太衛門のキャリアとして見せる。北大路欣也が渡辺数馬、大川橋蔵が本多公、里見浩太郎が池田公で岡田英次が河合又五郎、桜井半兵衛に戸上城太郎。大河内傅次郎が岡田英次に斬られる荒木の義父役。やがて大名と旗本の戦争に繋がっていく。義父の仇討ちに絡む荒木に対して、甥を守る立場の河合甚佐の友情と大芝居。義弟北大路と甚左衛門の娘丘さとみが恋仲という設定。旗本には阿部四郎五郎に山形勲・吉田義夫・富田仲次郎など。旗本が雇う付け人に阿部九州男・楠本健二・小田部通麿・加藤浩・尾形伸之介などがその腕を見せる場面が東映らしい遣い手を配役。そして宝蔵院流の月形と桜井半兵衛の戸上城太郎の見せ場が素晴らしい。ラストの仇討ち場面での殺陣、加藤浩と楠本・尾形との場面で阿波地大輔が絡みで映る。荒木の鉢巻きには手裏剣を挟んでいなかったのを発見。後年テレビ時代劇で大川橋蔵、里見浩太郎、高橋英樹、松方弘樹、仲代達矢達が演じる。タイトルTOPは右太衛門、2番里見浩太郎・北大路欣也・岡田英次、3番女優陣長谷川裕見子・花園ひろみ・丘さとみ、次が中堅加賀邦男・徳大寺伸・香川良介・吉田義夫・富田仲次郎・阿部九州男・戸上城太郎、止め前 月形龍之介・山形勲・大河内傳次郎、止め大友柳太朗・大川橋蔵 1959年10月13日〜19日第一東映、併映「特ダネ三十時間午前零時の顔」。1960年7月5日〜8日南東映、併映「ゆうれい船後篇」【サイズ:B2】【年代:1959】