説明
ソラトブユウレイセン/原作:石ノ森章太郎。脚本:辻真先。作画:小田洋一。音楽:小野崎孝輔。監督:池田宏。石森章太郎の原作「ゆうれい船」を「ゲゲゲの鬼太郎(1968)」の辻真先が脚色し、「魔法使いサリー(1967)」の池田宏が演出したSF長編漫画、東映動画第16作、東映まんがまつりのメインとして製作された。60分。大人が見ても面白い。ある霧の夜、古めかしいゆうれい船が、豪華船やタンカーを襲って世界中を恐怖にまきこんだ。不思議なことに、襲われた船は全て黒汐コンツェルンに関係のあるものばかりだった。間もなく、ゆうれい船の使者と名乗るロボット・ゴーレムが現われ、平和な街々を破壊しはじめた。迎え撃つ国防軍は、近代兵器で応戦したが、壊滅的打撃を受け撤退せざるを得なかった。この戦いで父母を失った隼人少年は育ての両親に復讐を誓った。ある日隼人は愛犬ジャックを連れて敵を追ううち、黒汐会長の邸宅の地下に大兵器工場を発見し、大富豪の黒汐や国防長官がゴーレムをあやつっている悪の手先であることを知る。背後には、地球征服を企む海底魔王ボアーがいた。隼人にとって強大すぎる敵だった。ボアーの人類に対する総攻撃が始まる。隼人を危機から救ったのは、折りよく上空を通りかかったゆうれい船だった。このゆうれい船こそ、ボアーに対抗してつくられた超近代兵器だった。ドクロの面をかぶったゆうれい船の船長こそ行方不明になっていた隼人の実父だったが、再会の喜びも束の間、船はボアーの最大攻撃目標になった。ゆうれい船は豪雨のように降りそそぐミサイル攻撃をかわし、やがて、海底深くにあるボアーの地下大基地を壊滅した。1969年7月20日~30日豊橋東映、東映まんがまつり69。併映「飛び出す立体映画 仮面の忍者赤影」「もーれつァ太郎」「ニホンザル」「秘密のアッコちゃん」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1969年】