007/美しき獲物たち

ロジャー・ムーア/クリストファー・ウォーケン、グレース・ジョーンズ、ロバート・ブラウン、デスモンド・リュウエリン、ロイス・マクスウエル、ドルフ・ラングレン

説明

007/ウツクシキエモノタチ/原作:イアン・フレミング。脚本:リチャード・メイホーム、マイケル・G・ウィルソン。音楽:ジョン・バリー。主題歌:デュラン・デュラン。007シリーズ第14作にしてロジャー・ムーアのジェームズ・ボンド最終作、時にムーアは57歳で歴代最高齢でのボンドだった。スイスとアイスランドで撮影された冒頭のスキーアクションから、ゴールデンゲートブリッジの上で繰り広げられるスリリングなクライマックスまで、世界中を舞台に迫力のアクションが展開でシリアス路線での傾向となる。ボンドと対決する悪役マックス・ゾリンを、クリストファー・ウォーケンが怪演。主題歌も当時人気絶頂期だったデュラン・デュランが起用され、同タイトル曲は大ヒットとなった。ラストは金門橋でのアクション。そして悪役はオスカー俳優・クリストファー・ウォーケン、ナチの試験管ベイビー実験の賜物で、異常に高い知能指数を持ち、異様な不気味さも併せ持つ男。KGBのスパイであったが祖国を裏切り、シリコンバレーを人工大地震で壊滅させようと目論む狂気の悪役。シリコンバレーで今や邪魔となった部下たちを自動小銃で射殺していく場面のあの切れた笑い顔!ウォーケンにしか出来ない悪役として歴代でも上位に匹敵する。悪が引き立てば主人公も引き立つ。興行的には12億円で興収第5位、1位「ゴーストバスターズ」が40億円、第2位が31億円「グレムリン」、25億円の「ランボー怒りの脱出」と続いて22億円「ネバー・エンディングストーリー」に次いでの第5位だが随分と空いた。邦画では中井貴一「ビルマの竪琴」が29億円で第1位、続いて「ゴジラ」が17億円、薬師丸ひろ子「Wの悲劇」が続くので007シリーズは客層開拓が課題となる。1985年7月6日公開豊橋ピカデリー1。【サイズ:B2 2種類】【年代:1985年】