007/私を愛したスパイ

ロジャー・ムーア/クルト・ユルゲンス、バーバラ・バック、リチャード・キール、キャロライン・マンロー、バーナード・リー、デスモンド・リュウェリン

説明

007/ワタシヲアイシタスパイ/原作:イアン・フレミング。脚本:クリストファー・ウッド、リチャード・メイボ―ム。音楽:マーヴィン・ハムリッシュ。主題歌:カーリー・サイモン。監督:ルイス・ギルバート。ロジャー・ムーアの007シリーズ主演3本目にして前作から3年のブランクで出直しされたシリーズ10本目。第1作から15周年記念作品として製作された娯楽大作。オープニングのスキー場面でのアクションで崖から飛び出してイギリス国旗のパラシュートで降下するには笑うが全編こんな感じで展開。行方不明の英国潜水艦と航跡追尾システム設計図を追って、英ソ合同で世界征服の野望を持つストロンバーグ(クルト・ユルゲンス)に立ち向かう物語。女殺し屋や何と言ってもジョーズ(リチャード・キール)という218㎝の大男が本物ジョーズと水中格闘して本物を喰ってしまうのがオトボケの極みで人気となり、「ジョーズ」のパロディでご利益。殺し屋ヘリの追われて水中にダイブすると潜水艇に変身してミサイルを発射してヘリを撃墜するところも見せ場となっていてクルト・ユルゲンスの貫禄と併せて楽しめる作品となった。過去9作以上に31億5千万円の大ヒットを飛ばし、ブロッコリの手腕と本格的なロジャー・ムーア時代の到来を世に知らしめることになった。本作で初期のコネリー時代のシリアスとポップのバランスの取れた作風からムーアの演じるボンドのコミカル路線に移行確立された。公開された1978年は米映画「スターウォーズ」と「未知との遭遇」が映画界を席巻してSFブームとなりこの作品は興行成績第3位。1977年12月17日~1978年3月3日豊橋名画座、公開された12月17日~1月27日まで単独ロードショー、併映1月28日~3月3日「ピンクパンサー3」。【サイズ:B5チラシ&1978年1月3日東愛知新聞広告&パンフレット表紙】【年代:1977年】