説明
007/ゴールドフィンガー/原作:イアン・フレミング1959年「ゴールドフィンガー」。脚本:リチャード・メイボ―ム、ポール・デーン。音楽:ジョン・バリー。主題歌:シャーリー・バッシ―。監督:ガイ・ハミルトン。作品ごとに興収が増加するショーン・コネリー主演のスパイ映画007シリーズ第3作。モンティ・ノーマンによる優れたインスト曲「ジェームズ・ボンドのテーマ」と、ボンドの発砲から始まるオープニング。Qの研究室を訪れ兵器の説明を受け、世界各地を飛び回るボンド、敵に雇われたセクシーな美女が途中で寝がえりボンドと恋仲になるなど、現在の007シリーズの基本形は、ルーツであるこの作品で確立。金だけを愛する男ゴールドフィンガーは、アメリカ中の金塊が貯蔵されるフォートノックスを放射能で汚染させ、自分の金の値打ちを上げようと画策。大量の金流出を調べていたボンドは、事件の背後にゴールドフィンガーが存在していることを知る。秘密道具を満載した愛車アストン・マーチンの登場や、敵の作戦規模など、前2作に比べるとスケール・アップした内容がお楽しみ。ショーン・コネリーのダンディーな魅力も見逃せない。刻一刻とタイム・リミットが迫る中、フォートノックスで繰り広げられるクライマックスもサスペンスフル。1948年ロス五輪の銀メダリストで日系プロレスラーとして活躍したハロルド坂田が扮した用心棒が印象的な娯楽篇の109分。第37回(1965年)アカデミー賞音響効果賞受賞。世界中で大ヒットして1965年度日本国内での配収第1位。リアルタイムで豊橋名画座で観賞した時は中学2年生で、金粉の美女に驚いた記憶がある。1965年6月26日~8月6日豊橋名画座、併映「復讐の6拳銃」。1967年2月1日~10日豊橋松竹、併映「007危機一発」。1972年12月9日~22日松竹ロキシー、併映「夜の大捜査線 霧のストレンジャー」。1973年10月27日~11月9日広小路スカラ座、併映「007死ぬのは奴らだ」。【サイズ:B2&パンフ表紙】【年代:1965年】