説明
ナルトヒチョウ/原作吉川英治「鳴門秘帖」。殺陣 島義一。監督 内出好吉。戦前から何度もリメイクされている波乱万丈の時代劇。戦後は長谷川一夫と市川右太衛門、鶴田浩二主演として前後篇の二部作として公開されたが白黒作品。阿波に潜入して行方不明となった隠密甲賀世阿弥(明石潮)を探すその娘千絵(大川恵子)と恋仲の法月弦之丞が鶴田浩二、弦之丞を慕う女スリお綱(木暮実千代)、お綱に横恋慕の謎の凄腕浪人孫兵衛が近衛十四郎、弦之丞を狙う天堂一角(戸上城太郎)など様々な人物が登場。鳴門秘帖とは世阿弥が調べた阿波藩調査報告書のこと。近衛の剣が鶴田に勝る手本で悪役としての魅力が主役を喰う出来具合。それだけ主役の鶴田浩二がひ弱で殺陣の下手さが目立ち、二枚目剣士だけに終わるだけ。1961年1月27日〜31日第一東映、併映「警視庁物語 不在証明」。1961年5月17日〜23日銀座東映、併映「俺が地獄の手品師だ」。1961年7月30日〜8月2日南東映、併映「江戸っ子肌」。1961年10月10月12日〜15日南東映、併映「右門捕物帖南蛮鮫」【サイズ:B2&立て看】【年代:1961】